ニューヨークは今、7月13日(新型ダッシュカート)

アマゾンはスーパーマーケット型のアマゾンフレッシュ実店舗を展開しており、

2020年夏にカリフォルニアで開店した店舗でダッシュカートと呼ばれるスマートカートを採用、レジレスの店舗として開始しています。

ダッシュカート式に加えて、コンビニ型のアマゾンGOで採用した店内の天井や壁面に何千と言われるカメラとスキャナー、棚に設置する秤も付けて、ウォークアウト型(Just Wolk Out=J.W.O)のレジレス店舗も並行して増えています。

後者はカメラその他の設置工事が伴い、工事期間と建築コストが大きい事が想像出来ます。 

見ていると4千平米前後の居抜きで開店する店舗でも、1年半以上の建築期間が掛かっています。


昨日のアマゾンの発表では、傘下のホールフーズ用に新開発した新型のダッシュカートが紹介されました。

新型カートのアップはこれです。

選んだ商品をカートに入れるだけで認識し、日本の様にバーコードを読み込ませるなどは不要です。

バーコードと画像認識と重量認識で、どの商品を何個入れたかが分かります。

まだ写真だけなので想像ですが、商品のリーダーは手前の手押しハンドル付近に付く3つのカメラに見えます。

従来は手前と反対側に全部で6台のカメラ(とスキャナー)が付いていました。

見難いですが、旧型のカートは以下でまず重そうなのとカートの下の重いもの用の棚が機械化バッテリーがある為に使えないくなっています。

新型では下の棚に重いものや大きいものが入れられ、容量は従来型の2倍以上だそうで、今まではカート内にバッグを2つ入れての買い物でしたが新型では4つのバッグが入ります。

新型のスクリーンは以下の写真で、素早い読み込みと表示、全天候性で炎天下や極寒、耐水性も高く雨も問題ないので店舗の外へ持ち出して、買い物を自分の車に積み込むという通常のカートの使い方が出来るものです。


今まではバナナやぶどうなどバラ売り商品で重さや個数の入力が必要な場合に、4桁のPLUコードか商品リストから選ぶ必要がありましたが、新型では店内LANで売り場の位置を確認してその付近の可能性がある商品をスクリーンにリストアップして選ぶそう。

さらに簡単に買い物ができるという事になります。

これをホールフーズ用に開発したというニュースですが、おそらくアマゾンフレッシュの店舗でも使い、他企業への売り込みもするはずです。

実際にアマゾンGOと同様のコンビニ型は、空港や野球場などの一般の人が集ま李ボリュームのある場所で他企業が採用しています。


アマゾンは傘下ブランドとして運営していたアマゾンブックストアや4スターギフトショップを全店閉店し、そのスタッフと能力を現行のこのアマゾンフレッシュ、新業態のアマゾンスタイル、ホールフーズに移行しています。

アマゾンはまだまだ何をするか分からない、

直前まで情報を隠してサプライズを起こす企業で目が離せません。


ニューヨークで初のアマゾンフレッシュも間もなく開店で、ニューヨーク周辺の最新小売業、及び東海岸で上記を全部視察出来る視察アレンジをお引き受けしています。

今は視察に来られないという方には、オンラインセミナーやオンライン情報交換会も行っています。

チャーリー下城

By Charlie Chikao Shimojo @NPPA

Shimojo NY News Co., Ltd.

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