下城NYニュース、06-'22(ウェグマンズ開店間近+追加)

下城NY・ニュース、2022年06月


もう2年半ぶりになりましょうか、コロナ中の小さな視察だけで無く、今月はニューヨークの視察研修が正式に復活しました。

来年の大きなイベントを含む視察用に、ルートと内容を組んでいます。

こういう事がキッカケになって、アメリカを楽しみそして小売業を体験し勉強しに来られる様になってほしいものです。

気になるコロナの状況ですが、まだ収まってはいませんが収縮の傾向が強い事と、

アメリカ全体で対コロナの免疫が出来てきた、要するにこれが集団免疫と言うのでしょうか、

多くの人がワクチン接種済みであり、更には症状が全く無くてもコロナに感染し無意識のうちに治癒済みになったのかと言われています。

私もコロナ発生初期から全米のあちこちに出張してたわけですから、その一人かも知れません。 

しかし未だに発症する人もその後の後遺症が残る人も居るので、私は引続き注意は怠れません。


今日お話ししたいのはこんなコロナの状況の中でもアメリカの最新小売業の開店が続く事で、まずはウェグマンズですが現在106店舗のチェーンに発展しており、ニューヨーク市の周辺だけでも約7〜8店舗あります。

23年前にモール内のテナントとしてニュージャージーで開店した古い小さなウェグマンズ、プリンストン店も残っていますが、ブルックリンの元海軍施設のビルの中の店もあり、

中心街から1時間前後の郊外には地方にあるフリースタンディングの大型店と同じスケールの店があります。

現在ニューヨークのダウンタウンで街中店舗が工事中ですが、これは来年中ころに開店予定、

そして郊外ロングアイランドでは高級住宅地を控えたエリアで新店舗の工事が始まりそのエリアに初進出です。


そしてここでお話ししたいのは、7月13日に首都ワシントンで初めて開店する、今までに無い種類の街中タイプのウェグマンズです。

ニューヨーク市内のダウンタウンやブルックリンとも全く別物の店になるはずです。

まだその現物は工事中なので、これは完成した時のイラストです。

***追加しますが、7月13日に開店しました。

開店直前の写真を載せておきます。

元政府機関が入るビルなので古いけど立派、そしてこれを生かして開発の中心にするのが首都ワシントンたる所以なのでしょう。


そして我々は、この最新ウェグマンズの開店日か、開店直後のウェグマンズを視察に参る計画を立てています。(文末にその事にも触れます)

ホワイトハウスなどがあるアメリカの政治の中心街から少しずれた立地で、政府機関が使っていたクラシックなビルに入りますが、

ご覧の通り周りにはオフィスビルがあり高収入のワーカー人口があり、

更に家族も住む様なマンションビルが囲む再開発ディベロップエリアです。

こういうロケーションは東京や大阪周辺にもあるはずで、アメリカのトップエリアではどんな事をするのか非常に興味深いです。

これはウェグマンズが一番喉から手が出る程の立地だと思いますが、今ここに彼らはどんな店を作ってくれるのか、大変楽しみにしています。

コロナ前からの事ではありますが、ウェグマンズは食品を売るだけのマーケットではなく、今までスーパーとは無縁だったオフィスワーカーが仕事前やランチに立ち寄り、ウイークデーの仕事帰りに今晩のご馳走を買いに行くという新しいスーパーのあり方を提案しました。

周りにはオフィスワーカーと中級や高所得層、両方の住民が住む事が理想です。

この新店舗はおそらくそんな立地に出来る様で、実際調べてみたらすぐ裏がこんなでした。

アパートの内部リンク: https://www.realtor.com/realestateandhomes-detail/14-Ridge-Sq-NW_Washington_DC_20016_M97132-50731

レンタル物件はワンルームの$2,410.(約30万円)・月額から、3LDKだと$11,216.(約150万円)と小から大まで揃ってて安くはないけど安全で良い物件といえばこんなものなのでしょう。

多分ウエグマンズの隣接のビルで、ウェグマンズにも付近の仕事場にも歩いて行ける距離と言う可能性もあります。


もうちょっと先のブロックには、売り物件もありました。

築80年の古いビル(要するに戦前もの)を修復した3LDKでお風呂場が3つ、広さが約150平米でセントラル冷暖房付き、

アメリカではこういうのはごく普通にあって、十分快適に住めます。

内部にご興味があったら、このリンクで内部まで見られます。

アメリカでは、写真もいっぱい載ったこういうウェブサイトで家やアパートの売買が行われます。

今この$80万を換算すると1億円以上になっちゃいますが、アメリカでは手の掛かった(メインテナンスが良い)古い家は十分に価値が認められてます。

ウェグマンズはこのビルの一階に入り地下駐車場も付いています。

郊外型や地方のウェグマンズの売り場面積は通常1万〜1万5千平米程ですが、

この街中型は7〜8千平米と小さめになりますが間違いなくどこから見てもあのウェグマンズになっている事と期待します。

これ以外にワシントンにはニューヨークには無いスーパーや小売業が集まっています。

勿論アマゾン・フレッシュが5〜6店既に開店していますが、

アマゾンの傘下になったホールフーズの1店もアマゾンと同じレジ無しの店舗を作っています。

「Just Walk Out(略してJWO)」の店舗で、商品を選んでカゴに入れて、買い物が終わったらそのまま店を出るとセットした支払いカードから金額が引き落とされます。

入店時の本人確認は、手のひら認証でオッケー、支払いまで出来るAmazon・ワンが設置されています。  

このホールフーズのJWO店と上記のウェグマンズ最新店は5〜6分程の至近距離です。

新しい体験が何でも出来てしまうのがワシントンと言えます。


ワシントンの郊外に足を伸ばすと、

ここでもアマゾン・フレッシュは売場面積5000平米以上と全米最大の店舗を6月09日に開店させており、

周辺及び南側にはハリスティーター、パブリックス、フレッシュ・マーケット、スプローツ、クローガーなど全米トップクラスのスーパーを網羅しています。

あまり馴染みのないスーパーもあると思いますが、実はこれら全てアメリカを代表するSMや話題の小売業、見習うべき点や興味深い仕組みが満載なのです。

ご承知の通りアメリカではスーパーはローカルかリージョナルでの展開がほとんどで、全米チェーンというのはホールフーズやトレーダージョーズなどごく一部です。

全米最大のSMチェーンのクローガー(写真下)は約2700店舗の展開ですが、オハイオ州を中心に南部や中西部の35州での展開なのです。

ウォルマートやターゲットは食品も売りますがスーパーマーケットと考えず、ディスカウンターという別の業態なのです。 コストコも同様で全米展開ではあっても別の業態です。

ワシントンの見所はまだまだあります。


そしてそのアマゾン・フレッシュですが、ワシントンに加えてニューヨーク市の周辺で現在数店舗の新店舗工事をしていて既に店舗が完成状態になっている事を確認しています。

以下はマンハッタンの中心部から30分位西側のニュージャージー州、パラマスで開店する店舗です。

準備中のサインになっています。

見所はまだまだあります。

ボックスストアチェーンで今アメリカで一番ホットなアルディとリドルです。

販管費率が全米最低を目指す、確かにこうすると全米最低になるって事でしょう。

レジ係さんはバーコードの位置を確認せずにどんどんスキャン出来てレジ清算作業の時間が超短縮、駐車場に置きっ放しのカートは無いのでカート収集作業は不要等、お見事です。

コロナが新しい小売業の業態を作ったとすると、こんな新しい形のコンビニ、フォクスロットも有ります。

バリスタが居て広いテーブル席で朝ごはんを取りながら一仕事、夕方からはバーテンダーが居てお酒も飲めるし買える、シェフが監修するご馳走惣菜も用意されて、デリバリーも店舗周辺は30分以内です。

アマゾンは次々と新店舗や新業態を開店させていますが、実はまだあまり知られていないデパート型のアマゾン・スタイル店舗を開店させています。 

売り方は実店舗とオンライン、バーチャル店の間であろう店舗になっています。

店舗は約3千平米と小さめ、スーパーのアマゾンフレッシュと同じ位の店内ですが、A-Iがお客の好みを瞬時に分析して商品のサイズや色をお勧めして、それに似合うサイド商品を提案します。 A-IやARを使うと何がいいのでしょう、お客の判断に加えてディープラーニングされたそのA-Iシステムが働くと、お客の好みに合ったものを選び、素早く届けられる商品を選ぶのです。 売上増と共に、返品の確率を下げ売り逃しも防ぐ事ができます。

在庫が無くても翌日または即日配送出来る商品をお勧めし、お届け出来る手段を作ってあります。


これらの最新小売業を視察する日程案を用意しています。

1つはニューヨークだけの3日間、数日自由視察日を伸ばす事も可能です。

全日空や日本航空の直行便、羽田発著などがあります。


もう1つはニューヨークの3日間に加えてワシントンの3日間=6日間の日程です。

ニューヨークからワシントンは途中のニュージャージー、メリーランドを半日かけて陸路で抜けるルートです。

行きは羽田(午前)発の全日空NY行き直行便があり、帰りはワシントン(昼の1時発)から成田行き(午後4時着)の全日空直行便があります。

到着空港(NY)から始まって出発空港(NY又はWAS)で終了する、視察の全てがアレンジされています。

*ニューヨークの3日間視察は

「お一人$1,000、」(旅費経費は別)

*ニューヨークとワシントンの6日間(6泊7日)の視察は

「お一人$2,500、」(旅費経費は別)

これらは、今回下城NYニュース6月号を読まれた方の特別料金とさせて頂きます。


現地での移動は一部地下鉄もありますが全て専用のワゴン車かSUV車を用意しています。

但し最低催行人数は3人、最高は6人までです。

それを超えると十分な視察内容にならない恐れがあります。

地方の視察では機会があればモデルハウスも見学し、アメリカのキッチンやストックスペースを含む住環境もご覧頂きます。


滞在期間や日程はご相談に応じます。

ウェグマンズの開店は7月13日ですので、それ以降にワシントンに着く事を前提としております。

詳細は下城までお問い合わせ下さい。


By Charlie Chikao Shimojo @NPPA

チャーリー下城NYC■ 06/08/2022

https://ny-news.amebaownd.com/

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