北米最大のフードショー開催中
只今ニューヨークで開催中の「夏のFancy Food Show」は、Specialty という個々の食品を扱うフードショーとしては北米で最大で、アメリカ最大級のコンベンション・センターであるジャビッツセンターで開かれています。
フード関連ではレストランショー、シーフードショー、ビバレージ(飲料関連)等もあり、各々ニューヨークで開かれる展示会は業界最大級の物となります。
このショーには世界中から2400社以上がブースを持ち、20万品目以上の商品が展示され触って食べてみる事が出来、世界中からのバイヤーや関係者が集まります。
多くの企業が自社の商品を広く宣伝し、試食してもらい買ってもらうというになるので各々の企業もトップセールスマンを集結して、人的にも予算的にも最大限を使って商品と企業をアピ−ルします。
こういう種類の展示会ショーをアメリカではトレードショーと呼び、まさに商品を動かす最大のツールになるのです。
どのブースも試食を並べて、色も香りもどんどん発散させ綺麗に見せて商品サンプルを配ったり、まずは食べさせ興味を持たせる事が第一段階です。
大豆ミートのハンバーガーは一個を四つに切るとちょうど良い1〜2口サイズになる。
多くの人が沢山の試食をするのでいけないのが鉄則、しかしフェイクミートもバカに食感と味覚になってきました。
フェイクミートなんか、と思ったら、このフランス製ではイメージ変わります。
チーズ(を扱う)のブースは500社を超えるでしょう
Samurai BBQ ソースって何さ、と思ったらパイナップルが入った甘いソースでした
イギリスの名門クッキーであるWalkersでもグルテンフリーを出してます
日本企業ではないこの味噌は、多くの現地系スーパーに入っています。
今年の日本企業は日本企業は世情を反映させて合計13社(そのうちの4社は1ブースをシェア)という小さなスペースに小規模に出ていました。
お茶、油、海産物、和牛(日本産)などに混ざって、カレーの企業も参戦していました。 ただここの試食はピンク色のカレーを爪楊枝で試食させる、おワラいか罰ゲームの様なものでした。 企業名は文字にはしませんがご覧の通りです。
大きな経費を出張して参戦(数百万円)して、自社製品のレトルトカレー(100パック以上使っても小売価格数万円)をケチってどういうつもりだろうと思う反面、昨今の日本の状況を垣間見た気がしたものです。
参加する事に意義があると考えてるこういう企業も多いです、でもトレードショーが何なのか、よく考えた方が良いです。
見せる方(売る側)も見る方(買う側)も世界中から集まり、過去1年、これからの1年の食に関わる傾向を読み取るのに最適のイベントです。
ここ数年の傾向はグルテンフリー商品です。
イタリア・スペイン・フランス・ギリシャは食の宝庫だし、周辺の地中海やエーゲ海中東方面は素材の宝庫です。
一番大きなスペースはアメリカを除くとイタリアで、多く出ていたのはおそらくチーズ、そしてオリーブオイル、今回目立ったのは和州牛(アメリカ産和牛)、ハムなどの肉の加工品、グルテンフリー商品(小麦アレルギー対策)などでした。
明日まで開催中ですのでニューヨークと周辺の方はこの機会にぜひ参加ください。
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