ニューヨークは今、3月27日(金)
ニューヨーク州のコロナ感染者数は現在世界最大となり、発生源であって最大の感染者数であった中国を超え2位であったイタリアも超えて、9万7千人超えとなりました。
そのうちの4万4千人以上は我がニューヨーク州という事です。
何としても感染拡大を抑えるというのが今ニューヨーク周辺でやっている事ですが、1週間前から始まった外出を制限して感染する機会を減らすというのが一番の手段と考えている様です。
その外出制限ではオフィスはクローズで、開店出来る店舗は生活必需品や医療関係の買い物をするお店、その他生活に必要な郵便局、ガソリンスタンド等なので、市民の外出という事では相当の制限を受けています。
ニューヨークは州知事からの勧告で強制力があります。
勧告の内容は、この外出制限と言うのは少しフレキシブルに出来ていて、必要な買い物以外の外出が出来ないかというとそうではなくて、健康の為や犬の為の散歩は自由に出来、レストランで店内飲食が出来ませんがテイクアウトが出来、そのための外出も自由です。
これっておそらくこの週末に東京周辺で発せられた都知事・県知事からお願いの形で出された制限とちょっと似てると思います。
東京周辺ではお店の開店やレストランに対して強制は無いものと聞いています。
ニューヨークでも東京周辺でも、食品店や薬屋さんへの買い物、コンビニへ買い物に行くのは自由で良いんですよね。
不要不急というのに入るのは、レジャーや花見などに出掛けて行く事や、人が集まって何かをする花見の宴会や食事会をしないという事で、ニューヨークではそれは禁止されているという違いです。 という事は、散歩しながら花がある公園(セントラルパークとか)に行くとか、一緒に行く人や周りに居る人達との距離を確保していれば良いという事と考えられます。
最低でもニューヨークではそうです。
で、私はスーパーマーケットへ様子を見に(いや、買い物しに)行ってきました。
道路は地元も高速道路もガラガラです。
渋滞が無いのでサインボードも「Stay Home」とか「Stop the Spread - Save Lives」などをなっています。
まずウェグマンズに行ってみました。
ニューヨークでは多くのスーパーの入り口で店員さんがお客の目の前で消毒をしたカゴやカートをお客に手渡します。
これは良いヒントです。
そして買い物の後にあちこち触った手をサニタイザーでもう一度消毒してお店を出られるのです。
これって日本でも同じ事が起きるとしたら、絶対重要な差別化のポイントです。
手を洗うトレイはすぐには作れないけど、これなら明日からでも出来ますね。
入り口の横には山ほどのお水とかトイレ紙が積んであります。
相当の人がすでに買いだめをしてると思いますが、販売個数を制限して週末用の在庫を確保しているのだと思います。
売り切れてるのはマスクと手のサニタイザーです。
それらは今までほとんど使った事がない人も買っているので、単純に需要が10〜20倍に増えたという事と想像します。
急遽それを製作しても先に病院や医療関係に優先的に、又はオフィスや必要なところへ納品して、その後で店頭に回るとしたらまだまだ在庫は不足すると思われます。
という事で、私は家にある分でしばらくは良いので、ハンドワイプのシートだけ買っておきます。 買い物頻度は少なくしたいので、もうちょっと食料を入手します。
商品によっては個数制限が付いていました。
商品によっては普段見ない様なマイナーブランドが混ざってる気がしますが、商品を揃えるという事が優先されるのは間違えありません。
ワインは生活必需品ですね。
奥の方にレジがあり、そこに並ぶ人は前の人と2メートル離れて並んでいます。
買い物の入り口であろうと店内の買い物であっても周りの人との距離を取ってくださいという事で、客は譲り合って店内でも離れて買い物をしています。
もう一軒、付近のスーパーショップライトへ行ってみます。
こちらには手のサニターザーが2種類あって、以前だったら69セント売っていただろう中瓶が$3.99 で、携帯用もありました。
この状況なので、山積みにして売っているだけでも大したものです。
店内の在庫や混み具合にはほとんど変化はなく、商品構成には少々違いがある程度と感じました。
最近のトレンドで、テイクアウト用にサンドイッチ、ピザ、寿司、惣菜などが多く売られますが、そのコーナーは従来とほとんど変化はありません。
他のスーパーでも見られる様になりましたが、レジとお客の間に仕切りのガラスが付いています。 これはプレキシグラスと言ってガラスではなくプラスチックに近い素材で枠や縁が無くても使え、専用のカッターで切って加工が出来ます。
厚みがあるものであれば十分一定期間の使用に耐えるものです。
今までに無かった新しいウイルスが我々に与えるものは非常に大きく未知ですが、ここから先にどんな変化が起きて、我々はどんな風に対応したらいいのか。 ニューヨークは最初にそれをしなければならない大都市であり、同じ事が日本に起こるかも知れません。
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