ニューヨークは今、4月13日(外食産業)

緊急事態宣言が出てから約1ヶ月が過ぎたニューヨークです。

3月18日に出たステイ@ホーム規制ではオフィスのスタッフを50%に半減させ、19日には75%に削減しなさいとの通達の後、20日には100%テレワークにする様にとの通達になり、毎日厳しさを強めなければいけない様な数字(感染者、死亡者数)が出た結果でありました。

オフィスに関しては、どうしても出なければいけないスタッフのみを交代出勤にする事で多少のフレキシビリティがあります。 しかしこれはその会社が真剣にやらなければ出来ない事のはずです。 世界大戦以後で最大の危機と言われていますから。

この規制は、通勤ラッシュにならない対策なので、三密を作らないという事では日本にも共通のはずです。

ここが重要なのですが、通勤電車やバスの中も、オフィスの中も1.8Mの距離を確保しなければならず、電車内でも距離が確保出来る人数しか乗車は出来ません。

混んでる場合は次の電車やバスを待ちなさいという事です。

スーパーも同様なので混んでる時は外に並んで待つ事になります。(本当は1.8M離れる)

一部のスーパーでは列が長過ぎの上、デリバリーももうパンパンになって即日配送は出来ない状態になってます。

おそらく日本でも起きると思うのですが、商品の流通は十分にあっても配送の準備と配送自体が間に合わなくなるのでは想像します。

デリバリーに関しては、今までの需要の数倍にもなると思われます。

今のうちに人を確保しましょう、レストランとのコラボは良いアイデアだと思います。

最初はレストランの店内飲食も出来、但し許可された座席数の50%だったものを、その後店内飲食は禁止でテイクアウト(持ち帰り)とデリバリーだけとなりました。

日本では自粛という事ですが、先回書きました通り州知事命令の強制という事です。

そこでレストランも色々な作戦でテイクアウトとデリバリーの売上げを上げています。

まずは簡単にオーダー出来るアプリを作りました。

簡単でお弁当パックを作り易くて、人気のメニューを作りました。

価格もお客層に合わせて、お客に納得されて儲かる価格を作りました。

居酒屋さん、ラーメン屋さん、焼き鳥屋さん、小料理と飲ませるお店、固定客がついてお店はお客が放っておかないはずです。


次にそのオーダーに加えて、本来売っていなかったものを加えてきたのです。

売れるもの、デリバリー出来るものは何でも売って、売上げを実践しています。

ファーストカジュアルのサンドイッチと食事のお店「パネラブレッド」、そしてサラダの専門店も、スナック、飲料、グロサリーなど、今晩食べたい、明日の朝ごはん用に、という食品を売っています。

そして日本でも同じ動きがあったと聞きましたが、お酒を扱うレストランでは通常店内消費の為のお酒を売るという事で、お酒のテイクアウトやデリバリーは出来ませんでした。

ニューヨークは酒販法が厳しく制限されておりましたが、今回のコロナ騒動時に期間限定でその制限が解除されました。

レストランはテイクアウトやデリバリーのお酒も一緒に売る事が出来る様になりました。

ニューヨークではこんな風に店頭でお酒やカクテルが売られています。

日本では申請が必要との事、聞きましたが、簡単な申請で出来る様です。



スーパーマーケットはデリバリーと共に、お客によるピックアップです。

惣菜やサラダバーがあって、店内飲食に力を入れているスーパーでは、オーダーを受けてから作りランチボックスを作ります。

これはもう食品スーパーと外食産業の直接競合になっています。

日本のレストランは規制による自粛でお客が来ないと諦めていますが、ひょっとするとテイクアウトやデリバリーという隠れた需要が大きいかも知れません。

毎日の様に新しい動きがあったり情報が入ったりします、ニューヨークの小売業と外食産業の動くを頻繁にアップ致します。

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