ニューヨークは今、4月17日(ホールフーズ)

ニューヨークではコロナ感染の対処を本格的に始めて7週間程に、途中からはどんどん規制が厳しくなりましたが、毎日増加してたコロナ感染者数と死者の数が頭打ちになった様です。

しかしこれから如何にこの規制を続けられるかというステージに入ったと感じます。

レストランも苦肉の策でテイクアウトやデリバリーの商品を開発し、店内販売用のワインやリカーを販売しています。


ニューヨークのスーパーマーケットや食品店はどこも大混雑で、ソーシャルディスタンスを守るというルールから、混雑時は店の外で店内が空くのを待つ事になります。

朝から晩まで夕方までは並んでいて、夕方以降は空きますが商品が売り切れになっちゃうという状況です。

そこで皆さん店へは行かずにデリバリーとか、郊外ではアプリで商品を発注して時間を指定してお客自身が受け取りに行くというピックアップが多いに使われています。


マンハッタンの中にホールフーズは12店舗あります。 

アマゾンの傘下に入り、通販もデリバーも全米第一人者が付いたホールフーズはお客層も広がりデリバーにも人気があります。

おまけにどのホールフーズ店舗も同様に朝から晩までの大混雑なので、デリバリーを用意する準備のスタッフも店内に多く並んだお客がなかなか入れないというのが現状でした。

そこでホールフーズの思い切った戦略は、マンハッタン中心部にあり店内飲食に力を入れたグローサラント型のブライアントパークの店舗を閉店し、臨時ですがオンライン専用の店舗としました。

これは「ダークストア」といい、この動きは更に広がり臨時ではなくダークストア専門の店舗が作られ始めました。 ダークストアの場合は立地の制限が少なく、賃料が安く広いスペースを確保する事が優先となります。

店内飲食は現在禁止になっている事と、サラダバーも禁止でプリパッケージの惣菜のみの販売となっていました。

多くの皆さんがこの店舗を視察しましたね。

私の義息が肉売り場のスーパーバイザーをやっていて店内ミーティングも出来たあの店です。

この動きは地方のドミナント出店の大手クローガー等のスーパーマーケットチェーンですでに行われており、その街中型がここで始まった事になります。


外食産業でもサンドイッチで有名なチェーンでは、焼き立てのパンやバンズを売ったり、別立てで仕入れた牛乳、シリアル、ソーダ、ケチャップ、マスタードなど関連商品を販売しています。

同様のアイデアは野菜・果物等、食品スーパーに行かなくても良い口実になる様な商品をファーストフード、ファーストカジュアルが率先して扱っています。


そしてアメリカではケアーパッケージと言いますが、小売業やレストランがギフトセットを出しています。

ケアパッケージは元々は大学の寮に入っている自身の子供や家族、友人知人に対して、テスト期間中の応援やホリデー、誕生日プレゼントなどで使うものでした。

写真はお菓子屋さんで、人気の菓子を詰め合わせてケアパッケージを作るお店や、カッツ・デリカテッセンのBBQミートの冷凍セット、更にはベジタブルボックス、週末のブランチセット、ベーキングボックスなど色々なアイデアが作られています。

ニューヨークでは外食産業も小売も、生き延びる為の色々な作戦が使われていて興味深いものをご紹介します。

毎日の様に新しい動きがあったり情報が入ったりします、ニューヨークの小売業と外食産業の動くを頻繁にアップ致します。

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SHIMOJO NEW YORK NEWS

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