ニューヨークは今 (12月04日、テキサス、H-E-B)

ニューヨークでも日本でもコロナ感染者数が増えてきて、次の対策が施されています。

ニューヨーク州では隣接するニュージャージー、コネチカット、ペンシルバニア各州からの人以外の旅行者や流入者全員(海外から含む)は、書類に記入した上で14日間の検疫隔離が必要となっています。 今のアメリカは日本とは比較にならない程の感染者が出ていて、ここ数週間は6日間毎に100万人感染者が増加していて怖いです。

10ヶ月前に、今さかんに言われている、手洗い、マスク、パーティー食事会禁止等を徹底したら、今の状況にはならなかったはずで、それに「火に油を注いだ」大統領は犯罪者だという人も居るくらいです。

という事で、私も州外への出張を航空便を使ってした場合は戻った時に空港で上記の検疫隔離が必要になります。 それを避ける為に、先週の出張では全行程をドライブで行き来するという普通じゃ有り得ない事をやっており、スーパーマーケットだけじゃなく、他州の人達もつぶさに見て参りました。

H-E-Bはテキサス州(と一部メキシコの北部)だけで400店舗以上ドミナント展開しているスーパーマーケットで、同じくテキサス州に本社があるホールフーズと共にこの地域で一番重要なスーパーと言えるでしょう。

今回のコロナでは、全米の、そして全世界の小売業に影響があったと思いますが、コロナの状況はいまだに最悪でありながらどんどん新店舗が出店しているアメリカです。

今回はテキサス州北西部のラボック市に初出店、10月28日開店の大型店の取材です。 アメリカのスーパーで大型店というと、平均的に7千平米程度なのでこの店では1万1千平米以上(約3600坪)と発表されています。 アメリカのスーパーマーケットというと食品と日用雑貨品が中心で、衣料品、家電製品、家具等は基本的に無いので日本のイオンやヨーカドーと同じ感覚ではありません。

充実しているものの一つは、ここ数年大いに話題になったグローサラント(グロサリー+レストランの造語)としての店内飲食のレストラン、ここはテキサスなので本格的なBBQの店が入っています。

買い物中にアプリを使ってBBQをオーダーしておけば、買い物帰りにアツアツを店内飲食も持ち帰りにする事も出来ます。 広いイートインコーナーがあって、ビールもワインもその他のリカーも、コーヒーも本格的に作っています。

幾つかの売り場をご紹介します。

生鮮、野菜果物、カット野菜やカットフルーツ、オーガニックやローカル(地元商品)にも拘って売り場を設けています。

勿論充実した肉売り場。

こっちの人達は普段はあまりプライムとかハイグレードは食べないんですが、あります。

最低21日間のドライエージングはこの地では差別化です。

忘れちゃいけない、広い立派な花売り場があります。 週に一度の買い物でも花です!!

焼き立てアツアツのトルティーヤもある、というのもメキシコ系とかからでしょうね。

広いリカーのコーナーはほとんどビールとワインです。

ここがBBQコーナーの隣に用意された広いイートインコーナーで、食事しながらのリカーもここで買えます。 一杯飲みながらランチ食べて買い物をし終わったら運転して帰るんです。


10品目以下の人用にはセルフレジもあるけど、アメリカ特有の大きなレジにはサッカーが付いていて袋詰めはしてくれます。 勿論コロナ対策でアクリルで仕切られてます。

店内には沢山のオンラインオーダー商品を集める係りが動いています。 一度に12組までのオーダーを集める為の専用カートです。 広い店内にお客に混ざって無数にこれが動いてます。

そのオーダー商品はデリバリーしても貰う事もお客自身がピックアップする事も出来ます。 ピックアップの場合は車をここに付けてトランクを開けて待てば積み込んでくれるので人とのコンタクトはないという事です。

アメリカのスーパーやコンビニの常で、駐車場の一角にガソリンスタンドとか洗車場が付きます。 概して安いので、買い物の前後に給油します。


ニューヨークでは毎日の様に新しい動きがあったり情報が入ったりします、ニューヨークの小売業と外食産業の動くを頻繁にアップ致します。

これからもニューヨークの最新の状況と情報をこのブログにて発信しますので、是非このサイトを「+フォロー」等登録なさって下さい。

SHIMOJO NEW YORK NEWS

チャーリー下城の仕事は徹底した流通業界の下調べと足を使った確実な情報に基づいています 賞味期限の切れたような情報はございません チャーリー下城の視察研修をぜひご体験下さい ニューヨーク・ボストン・ワシントン・シカゴは豊富な経験と 幅広い情報からお客様に見合った最善のアレンジをご提供させていただきます