ニューヨークは今、5月16日(サイバーテロ)
ワクチン接種が一気に進んでいるアメリカでは、コロナの為の行動制限が少しずつ緩和し経済活動も本格的に再開したところです。
レストランもスポーツを含むイベントも再開、ジムや映画館も再開し9月から再開する劇場ミュージカルの予約も開始されました。
そんな時に発生したのが、アメリカの輸送システムを止めてしまいかねないパイプライン運営会社へのサイバーテロでした。
発生したのは5月07日の事で、某大国のサイバー攻撃集団がアメリカ東海岸側の主要パイプラインをコントロールするコンピューターを攻撃し機能停止に追い込まれました。 金銭目的のテロです。
金額を支払えば(一部では75ビットコインか約5億円とも)それと交換に復帰させるという、身代金を要求するものでした。
パイプラインは石油精製施設があるテキサス州から東側へ走り、農業生産地の南部フロリダ州からキャロライナ州へ北上し、消費地であり人口が密集するワシントン〜ニューヨーク手前のニュージャージー州へと繋がります。
私が住むニューヨークでは他ルートの燃料もある事から主にワシントン州辺から南側でのガソリン供給が停止しました。
私はニューヨークで全く影響を受けませんでしたが、ちょうどそちら方面の出張が入っていて数日予定を遅らせる羽目になりました。
1ガロン(約3.8L)=$2.89は300円程度なので、1Lあたり80円ほどになる。
ニューヨーク、ニュージャージー地域のガソリンスタンドは全く通常というか、ガラガラ。
タンクを持ち込み、ドラム缶に詰める買い占め組も。
そうです、ガソリンショートが起きてる原因はこの人達の行動です。
缶入り約20Lのガソリン、元値が$10〜$15、を$50、か$100で売りたい人達なのでしょう。
私以上に輸送関係者、毎日の通勤に車を使う人等には大打撃だったに違いありません。
長蛇の列で数時間待ちしたそうです。
一度停止した場合の復旧は、買いだめやパニックを引き起こす為に長い時間が掛かり、実際に今回は1週間目がピークだった様で、一部地域ではガソリンスタンドの90%以上がガソリン売り切れなどが起き、一部業者による異常な値上げ(2〜3倍)も起きました。
コロナの緊急事態宣言発出時のトイレットペーパーや飲料水の買いだめ騒ぎと同じで、多くの人が無用にも車両全部を満タンにしたり、タンクを持って行きそれにも満タンになどニュースでやっておりました。
車社会のアメリカではガソリンの安売りを探すアプリなどが普及していて、そこでは値段とともに売り切れがあるとそれも表示されます。
私が使うのは沢山あるアプリの一つ「GasBuddy」です。
iPad版ですが、店舗名とガソリンの値段(1ガロン当り$2.59等)、オレンジ色の丸が付いてる店は現在ガソリンかディーゼル油が売切れという事。
こちらはiphone版。
バージニア州やキャロライナ州で見てみたら、確かにほとんどのガススタンドが売切れという町もありました。
約10日間たった今、5月16日では少しずつ復旧している様子が伺えます。
以下はバージニア州の都市ですが50%以上がガソリン在庫がある様で、この位だとお客が集中しても大混雑にはならないと願っておきます。
そしてこの影響があった期間中ずっと、ニューヨークの我が家周辺はオレンジ丸は一軒もありませんでした。
コロナは怖いですが、(たった)5億円狙いのサイバーテロの最終的な経済打撃はまだ途中段階ですが、何十倍という事になるはずです。
私はアメリカと日本をつぶさに見ていますが、世界を見るとクーデター政権や宗教や民族が関連した戦争、人も沢山死ぬ事件が起きてます。
我が祖国日本、一時も早いコロナ収束を願っていますが、今するべき事は他人事ではないです、国民の行動〜2週間後に↗︎か↘︎かとなるわけで、他人事では絶対にありません。
被害を被るのも収束させるのも国民自身です。
チャーリー下城NYC■ 05/16/2021
https://ny-news.amebaownd.com/
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