ニューヨークは今、８月０２日（最新アマゾンフレッシュ）

首都ワシントンに来ています。

先週開店したばかりのアマゾンフレッシュ、アマゾンの事はもう既に何度か書いてますが、これは又違うんです。

さて、どう違うか分かりますか？

まず第一に店の前に歩道があって、ビルの一階に入ったテナントの店舗なのです。

フレッシュは今まで郊外型で屋外モールでの出店でした。

アマゾンフレッシュの実店舗には、アマゾンダッシュカートというA-Iカートが置かれていて、アプリを使って店内に入って買い物をしてそのカートに入れた時点で、スキャナーとカメラ（と重さの秤）を使って買った商品を算出して加算していきます。

何十品目かを購入してダッシュカートに入れても算出出来、買い物が終わったらそのまま出るとその合計金額がカードにて清算されます。

この店頭歩道上の緑のマークはディスタンスマークでもありますが、「BAG AS YOU SHOP」と書いてある。

勿論カートもカゴもありますが、「買うものはバッグに入れながら」、という意味ですね。

そして

「SKIP THE CHECKOUT」

「JUST WALK OUT SHOPPING」

って事で、買い物が終わったらそのバッグを持ったままお帰り下さい、という事です。

そう、ここはアマゾンGOと同じ様に、レジは無し、買い物したらそれをバッグでもポケットでも入れてもうそれで終わり（お金は払うけど）です。

アマゾンは西海岸でアマゾンGOグロサリーという業態で、これに近い店を２店舗開きましたが既に閉店しました。

もっと小さい店舗だし、中途半端な店だったのかも、です。

このアマゾンフレッシュの「Just Walk Out」の店は、市内や繁華街のロケーションで展開していくと想像出来ます。

こんなロケーションには持ってこいの店と感じました。

コロナが小売業の売り方や使われ方を変えてしまったわけで、それに素早く反応すると、こんな店が必要になるのかも知れません。

アマゾンGOでは扱い品目とボリュームが不十分、でもフルサイズではなく身近な買い物を済ませたいご近所のお店、だとしたらこれがピッタリです。

そしてこの店も入り口にはアマゾンロッカーもある、これはどのアマゾン店舗やホールフーズにも置かれてあるのと同じものです。

入り口にはゲートが付いていて、アプリを使って入った人のメンバーシップと顔を認識（顔と体格認証かも）をしています。

店内はシカゴでご案内したフルサイズで４千平米以上ある店舗とは違い、その1/4以下の小さいサイズです。

コンビニサイズではないちゃんと通常の買い物が出来るレベルの店ですが、家族用のまとめ買いが出来るシカゴのフルサイズのアマゾン店舗とは比較にならない小型です。

そしてこの店の秘密、今までのアマゾンフレッシュ店との違いはここです。

店内の天井のいたるところにはアマゾンGOと同じ様にカメラとスキャナーが付いていました。

シカゴにあってここに無いのはフルサイズのカスタマーサービスとA-Iスピーカーのアレクサ君です。

小型店舗なのですが、それもそのはずここはワシントンの市内でも住宅街なので、住民層を考慮するとこの手の小型店がむしろ買い物をしやすいのではと思われます。

当然そういうマーケティングをして、そういう扱い品目構成にもなっていました。

アマゾンフレッシュはプライム会員に対して、２時間以内での配達料も無料です。

フレッシュ店の近くにはプライム会員が多い事は確認済み、おまけに買い物パターンやある意味での好みも計算済みのはずです。

精肉鮮魚のサービスカウンターは無く、全てがパック済みのコンビニ型です。

店内スタッフは見た感じ4-5人でしょうかミニマムです。

他のフレッシュ店の様な、デリバリー用のピッカーの姿は見掛けません。

商品の購入はバーコードでの確認ではなく、入り口で確認した顔と体格認証のお客が、どの商品を選んだか、その商品の画像認証をしているはずです。

リカーも扱っていて、お酒類を選んだ場合だけ出口の係員が年齢確認（運転免許証）するはずです。　これはアマゾンフレッシュのダッシュカートでも同じです。

私って、精度の確認というかトリックや紛らわしい事を試してみるのも好きなので、１本１５セントというバナナを３本買ってみました。　４本選んで取って、１本返しておきました。

バナナは１房５本入り（勿論大小色々あり）ですが９９セント、１本買いなら１５セント、バラで買う方が安い不思議、、、、。

買い物が終わったらそのまま出口ゲートを通って買い物終了です。

出口のドアの上の緑ランプが点きました。

「You're good to go, thanks!」って事で、支払いも出来ました。

アマゾンアプリを確認したら、間違えなしにバナナが３本で４５セント乗ってました。

店内で売っていたこのエコバッグ、９９セントと書いてあったのですが５セントのチャージが乗っていました。　丈夫そうな良いバッグで、これは親切で便利です。

この店舗は小型の上扱い商品も限定なので、アマゾンフレッシュの配送拠点には使わないと思われます。　店舗狭過ぎます。

しかし今後の使われ方として、この地域で出る特有の商品などがあると、限定商品やランチ商品限定等を１５分以内でデリバリーとか、色々なアイデアが出て来そうです。

どの位の意味があるか分かりませんが、店内には非常用の配置図があり非常口やファーストエド、救命用のAEDの場所など記載されています。

アマゾンはどこを見てもアイデアが広がる部分があります。

チャーリー下城NYC◾️　０８／０２／２０２１

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