ニューヨークは今、7月27日(ゴーストキッチン)
ニューヨークに限った事でありませんが、コロナが発生した事で我々生活者の行動は大きく変わりました。
多くのサラリーマンは仕事場へ出勤出来ず自宅で仕事をするリモートワークをしました。
食品に限定しませんが買い物の方法が変わり、最低限の時間や訪問回数で買い物をし、多くの人はオンラインやスマホアプリを使ってオーダー、デリバリーや自身がピックアップなどしました。
食品や日用雑貨品は必要で買いますが、外出を控えた場合、衣料品やアクセサリー、化粧品などの買い物は極端に減りました。
レストランは大きく影響を受け、制限付きだったり閉店したりしました。
コロナで大きく変わった外食関係では、ゴーストキッチンというのがあります。
すでに日本でも展開していますがこのお化けのキッチンとはどんなものなのでしょう。
最近のニュース報道を一つ紹介します。
キッチン・ユナイテッドは現在全米で20店舗以上ありその扱いキッチン数は200を超えて店舗が増えています。
写真はテキサス州の店ですが、ここでは地元の約10店のレストランと契約しこの一つの店からその数だけのメニューを扱っています。
以下は扱う店のメニューページで、メニューから選んでオーダーを入れ支払いまでアプリで出来ます。 複数の店のオーダーも勿論出来ます。
それをデリバリーする事も自身でピックアップも出来ます。
ニューヨークの中心部であるタイムズスクエアにもあります。
ローカル店が多いですが、ニューヨークでは人気店も契約しています。
各店のメニューは実店舗のメニューと全く同じというわけではなく、人気商品やテイクアウトに向く商品やその様に開発した場合もあり、概して限定メニューです。
コロナで客数が減り店舗を継続出来ない場合にゴーストキッチンを使ったり、テイクアウトとデリバリーが増えてそれを捌く為のバックアップの場合もあります。
いずれの場合でも、アメリカでレストラン店舗を持つ場合のコストと開店までの時間、その中には非常に面倒な保健所の検査なども入り、それを解決する手段でもあります。
本日の業界紙「Restaurant Business」に詳細が載っています。
参加する店舗数が200店を超えて増え続けるこの外食店を更に増やす為に投資を募り、スーパーマーケット企業を含む多くの企業などから既に$100ミリオン(約130億円)を集めており、投資企業の一つである全米最大のスーパーマーケット企業のクローガーの店内に入店しています。
スーパーマーケットの店内では元々食品を売り惣菜を売りますが、多くのマーケットにファーストフードが入ります。
そこにゴーストキッチンが入ることで、一つのコマスペースで5店舗も10店舗も入った事と同じ力が出てきます。
買い物の前にオーダーを入れるか事前にアプリでオーダーをして、買い物終了後にピックアップすると待ち時間も時間の無駄もなく、店舗カウンターの前が混み合う事もありません。
コロナ後の今時のアメリカでは、店内飲食ではなくテイクアウトや屋外で食べる事、ドライブスルーして車内で食べる事が当たり前であり、食事スペースを考えずに売るだけで良いのです。
コロナの前と後で何が変わったんだろうと考えた時に、アマゾンフレッシュの様な店も出来人と接する事なく買い物ができます。
込んだ店内で買い物をするのではなくアプリでオーダーしてピックアする事もデリバリーして貰う事も当たり前になりました。
もう一つ大きな変化の一つが外食産業を大きく変えるこのお化けのキッチンかも知れません。
待ちに待ったニューヨークで初のアマゾンフレッシュも今月開店しましたが、一週間置いてニュージャージー州パラマス店の開店です。
その他のニューヨーク周辺の最新小売業、及び東海岸で話題の店のほとんどを視察出来る視察アレンジをお引き受けしています。
今は視察に来られないという方には、オンラインセミナーやオンライン情報交換会も行っています。
チャーリー下城
By Charlie Chikao Shimojo @NPPA
Shimojo NY News Co., Ltd.
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