ニューヨークは今、７月３１日（トレジョーのデリバリー再開）

このとびきりのニュースには喜ぶ人も多いと思います。

２０２０年３月のコロナ発生で、アメリカ中のどこの食品スーパーも小売業も消費者の買い物の仕方や店の運営方法が変わった中で、オンラインを使ったオーダーやデリバリーを積極的に使いました。

コロナ前にはアプリやウェブを積極的に使っていなかったチェーンやお店も、お客の要望とその便利さはコロナ禍ににおいては特に必要だった様です。

トレーダージョーズ（略してトレジョー）は健康食品、オーガニック食品を中心に扱い、PB商品比率が８０−９０％という人気スーパーで、市内に約１０店舗、全米では各地に５００店以上で展開する超人気のマーケットです。

トレジョーはコロナの前から一貫して、消費者に優しく、そして退店するお客もスタッフに優しい、地球にも優しいという三方にも四方にも優しいマーケットです。

コロナが発生して各社がオンラインを使う様になった中でも、お店に来るお客と従業員の安全を店側で細かく配慮する事で、今まで通りの店での買い物をして貰う方針を貫いてきました。

先週のトレーダージョーズの発表では、ニューヨーク市内アッパーウエストの店舗が地域限定でデリバリーを始めたという事でした。

トレーダージョーズは過去にデリバリーをやっていた事もありましたから、これは正確には再開したという事になります。

あまり急なので過去のデリバリーの写真が出てきませんが、２０１８−１９年頃には終了していました。

ウェブサイトには、こんな注意書きがあります。

＊＊＊＊＊A delivery fee of $9.99 will be added to each order as well as a 5% service fee. Your subtotal cannot exceed $100, and there is a limit of 10 of the same item.＊＊＊＊＊

＊＊＊＊＊デリバリー料金は１件あたり$9.99、それにサービス料が5%加算されます。

小計が$100.を越えられず、１商品を１０個以上買う事もできません。

まとめ買いや通販に流れる事を避けるためで、実際にそれをやって商売にしている人は多いはずです。

このアッパーウエストの店舗はブロードウェイの７２St、の店で地下１〜２階の広い店ですが週末の店内は時間によって大混雑。　今でもしばしば入店客数制限をしている程です。

その人気の秘密は健康食品、オーガニック食品を中心に、安全な食べ物や商品を安心して食べたり使えたり出来る事を優先して商品が構成されています。

扱い商品の８０−９０％はトレーダージョーズのPB商品ですから、そのトレジョー商品を求めてお客が集まっているという事になります。（以下の写真はイーストサイド店）

その理由で、２００５−２００７年に起きた中国産食品の毒餃子や鉛入りの塗料を使った子供用玩具の隠匿輸出販売、ドッグフードを食べたペットの大量の発病と死亡スキャンダルを独自に調査した結果、その時以降トレーダージョーズは一切の中国産商品を排除しました。

餃子も枝豆も冷凍カット野菜も、通常は中国産ですがトレジョーでは全て中国以外の商品で揃えられています。

そのウェブサイトにアクセスしてみたら、現在売切れというか過剰オーダーで捌き切れておらず受付は一時中止になっていました。

ニュースでは他店舗でもデリバリーを開始するとの事ですので、マンハッタンのアッパーウエストに限らず、この恩恵を得る事になると想像します。

待ちに待ったニューヨークで初のアマゾンフレッシュも今月開店しましたが、一週間置いてニュージャージー州パラマス店も開店し、まだまだこれから開店が続きます。

その他のニューヨーク周辺の最新小売業、及び東海岸で話題の店のほとんどを視察出来る視察アレンジをお引き受けしています。

今は視察に来られないという方には、オンラインセミナーやオンライン情報交換会も行っています。

チャーリー下城

By Charlie Chikao Shimojo @NPPA

Shimojo NY News Co., Ltd.

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