ニューヨークは今、8月15日(簡易式スマートカート)
スマートカートの分野では残念ながら日本は相当遅れをとってしまった様です。
アマゾンの事を何度も書かせて頂いておりますが、アマゾン以外でこのハイテク分野で進んでいるのはイスラエルです。
展示会など行くとスマートカートだけでなく小売業に関するハイテクやデータ分析の多くがユダヤ系企業で、イスラエルに限らず主に東欧系の人たちが活躍しています。
今日のニュースでは、既存のショッピングカートに後付けで着脱も簡単な、Shopic社製スマートカートのディバイスが出ています。
ちょっと写真は見難いですが、買い物が終わった後に使ったディバイス部分を返して、そのカートを駐車場まで持っていけて便利です。
https://www.youtube.com/watch?v=r3jF5ABS7SA
スマートカートの前身はお客自身がハンドスキャナーを持って、買う商品のバーコードをスキャンしてからカゴ(又はレジ袋)に入れるという形でした。 レジGOなどがこれです。
そのハンドスキャナーをカートのハンドルに付けて画面を大きくタブレットにした形が日本でもあちこちで見られる様になりました。
その原型の例としてはNYのケイパー社が作ったものの様で、これは実際にニューヨーク市内を含む全米とカナダでもすでに何万台かが使われています。(写真はカナダのソービーの店頭です)
アマゾンフレッシュは一部の店はウォークアウト(JWO)型なのでカートは普通の形ですが、これは店内に仕掛けがあってカメラとスキャナー等でお客が選んだ商品を把握します。 当然ですが相当の設備投資と工事期間が掛かります。
アマゾンフレッシュのダッシュカート型店舗で採用しているカートは、数あるスマートカートがある中の究極で、バーコードに加えて画像でカートに入れた商品を認証し、更にカゴに内蔵している秤で重量確認して個数まで把握するというカートで、この分野の草分けです。
このダッシュカートは新型が既に発表されていて、間も無くホールフーズのニューヨーク郊外店で新型カートが使われます。
この着脱式カートが使われている店舗は発表されていませんが、約70億円の資金調達ができている事と、後付けでほとんどのスーパーでも採用可能な事からこれから目にする事になると想像出来ます。
5万SKUを読み込めるそうで、通常のスーパーの扱い品目数はほぼカバー出来ます。
新聞記事の原文は以下です。
https://www.supermarketnews.com/issues-trends/shopic-brings-clip-smart-shopping-cart-device-us
3年以上前にニューヨークでこれを最初に出したケイーパー社は、その当時まとめて導入する場合には1台あたり$1千台で販売と言っていました。
何万台も出ている現状では価格もこなれていると想像します。
で、こんな風に店頭に置かれる着脱式ですが、このディバイスを受け取ったら、自分のカートにワンタッチでパチンと取り付けて、おそらく事前登録のメンバーカードを読み込む事で買い物を開始出来ると想像します。
秤の連動は無い様なので、商品のバーコードと画像認証で確認して、カートに入れたものを読み取って加算していくと想像します。
この分野は中国などアジアの企業も出していますが、日本企業で実用しているのはトライアル社のマーケットだけの様に思います。
当地のハイテクショーでは、日本のメーカー各社がハイテクディバイスを出している事はこの目で見てますので間違い無しですが。
待ちに待ったニューヨークとニュージャージーで当地域初のアマゾンフレッシュも開店しましたが、アマゾンフレッシュはまだまだこれから開店が続きます。
その他のニューヨーク周辺の最新小売業、及び東海岸で話題の店のほとんどを視察出来る視察アレンジをお引き受けしています。
今は視察に来られないという方には、オンラインセミナーやオンライン情報交換会も行っています。
チャーリー下城
By Charlie Chikao Shimojo @NPPA
Shimojo NY News Co., Ltd.
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https://ny-news.amebaownd.com/
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