下城NYニュース、11-'22(スタバ・リザーブ)
秋深まった11月16日に、マンハッタンのど真ん中である五番街のエンパイアステートビルの中にスターバックスのフラッグシップ店が開店しました。
スタバのフラッグシップといえば、東京を含む世界の拠点6ヶ所にリザーブ・ロースタリーという焙煎工場付きの大型店があります。
その他にも幾つかのコンセプトを作ってフラッグシップとして、世界中で34,000店舗以上のスタバがあり、アメリカ国内だけでも15,000店以上と言われています。
スターバックスが来た事によって日本でもコーヒーショップの在り方を変えたと思いますが、店舗数は約1700店舗で日本最大と聞いています。
ニューヨーク市内には大小350店舗以上のスタバがあり、4年前にチェルシー地区にロースタリーのフラッグシップ店も出来ています。
アマゾンのコンビニ型キャッシュレス店とコラボしているスタバも市内に2店あり店内に席が無いピックアップオンリー店もあります。
このエンパイアビルのリザーブ店は1階に加えて地下と2階の3フロアーで、通常のスタバ店の約10倍に当たる2千平米以上の広さです。
コーヒーを販売して店内で座って飲めるスペースがあるのは勿論、エンパイアステートビルはアメリカでトップの観光地でもある事からコーヒーを含む関連商品の物販も積極的に行われます。
極め付けはエンパイアビルのフレーバー?、そして限定のマグカップはビルの内装壁と同じマーブル石で作られている。
更にはケンターッキーのウイスキー工場で使われていた熟成樽に詰めて香りを付けた「ウイスキー樽熟成の豆」、メッチャメチャ匂いが良くてつい一袋買っちゃいます。
1階はコーヒーとサンドイッチやスイートを買う、ギフト商品を買える、テイクアウト20席位のミニマムスペースと買い物のスペースで「ToGo & Shop」と表示されています。
リザーブ店なので通常のコーヒーマシンで淹れたコーヒーだけでなく、ドリップもサイフォンもあり、広い品揃えから好みの豆を選んで好みの淹れ方で作ってくれます。
オマカセもありお客のオリジナルコーヒーもありなのです。
このサンドイッチ等は地下に提携するPrinciのインストア・ベーカリーとキッチンがあり、そこで作られ上質で新鮮、スタバでこのレベルはごく一部のリザーブ店だけで作られています。
店内にはタブレットを持ったスタッフが沢山居て、オーダーを取っています。 そこでオーダーすると並ばずに受取りが出来ます。 開店直後の今現在はアプリでのオーダーを受け付けていない様です。 ただし同ビルの1階には他に2店のスタバがあってそちらはアプリでオーダーしてピックアップという通常の買い方が出来ます。
スタバの店舗は色々ありますが、リザーブが最高峰でその中でもこのフラッグシップは一段上の最高峰である事が分かります。
この時(日曜日の10時過ぎ)1階のToGo階だけで10人以上のタブレット要員が居て素早くオーダーを取って名前を確認し、出来上がると店内の4−5カ所にあるサインボードに名前が上がります。 商品を見てからサンドイッチやスイーツを買いたい人は列が出来ています。
今から90年前の1931年に建ったというエンパイアビルなのであちこちのデザインがアールデコ調を匂わせている様です。
1階から地下へ降りる階段はこんな感じです。
地下(C=セラー)は「Experience Lounge」と表示され、広いイートインスペースと共に毎日イベントが組まれています。 この体験コーナーは、コーヒーファンのニューヨーカーにも観光客にも受けそうです。
地下はラウンジで自由席となっていて、バーとキッチンもあります。
各テーブルにQRコードがあって、そこからメニューを選んでオーダーするとそのテーブルにオーダーが運ばれてきます。 いつでも追加出来て勿論キャッシュレスで。
スタバの店内はどこでも無料WiFi完備です。
古いビルの地下なので天井は高くない、でも十分な高さがあって内装が落ち着きます。
そしてガラス越しに見えるベーカリーキッチンです。
ガラス越しでも真ん前なので良い匂いが伝わってきて、視覚と聴覚を刺激されてお腹に毒です。
席は幾つかのコーナーに分かれていて、地下のスペースを上手に使っています。
その一角には予約してスペースを確保出来る準個室のコーナーもあります。
イベントやミーティングに使う事も出来るとの事で、研修チームが来た時のミーティングやショートセミナーににぜひ使ってみたいです。
このガラスの中に3テーブルあって、この時はまだ空いていたので観光客の子供連れ家族が一角を使っていました。 空いている限り自由に誰でも使えます。
暗くて見にくいですが奥の10人用テーブルを家族が自由にしています。
地下の入り口もこのビルに似合ったデザインです。
開店直後の現時点では2階のフルサービスレストランは夕方4時からの夕食時間の営業ですが、準備が出来次第ランチも始まるそうです。 ちょっとだけ2階が見えてます。
フルサービスのレストランはリザーブ店の中でも8カ所しかないそうで、その中でも一番ユニークな店になるとの事です。 試すのが待ち遠しい!
近日中に夜のレストランの方を試して報告アップデートします。
実はこのフラッグシップ店はニューヨークの2店舗目なのですが、焙煎工場のロースタリーは付いていません。
五番街のこのロケーションはロースタリーではなく、世界初のエクスペリエンスを提供する店が相応しくこういう店作りになったのだと思います。
チェルシー地区のフラッグシップ店はリザーブ・ロースタリーで、中目黒にもあるフラッグシップ(シアトルやシカゴにも)と同様です。
そちらは目の前で生の豆からローストされる過程も見る事ができます。
コーヒーのいい匂いって分かりますか?
例えば家で豆をミルした時、点てている時、缶コーヒーのパックを開けた時、そういう匂いがするのがロースタリーです。
店内の動画も撮ってあるので、ご希望があればいつものオンラインミーティングで最新のニューヨークの風をお送り致します。
下城NYニュースではニューヨークと接続するフィラデルフィア、ワシントン、ボストンなどを組み込んだ研修や視察プログラムを用意しております。
今年開店した首都ワシントンのウェグマンズ、デラウエア州のウェグマンズと立て続けに小型の店を開店し、コロナによる作戦変更の様子が見られます。
更には来年早々にワシントンの南側郊外のバージニアでも小型店を開店し、明白に店作りに反映させているウェグマンズで目が離せません。
滞在期間や日程はご相談に応じます。
詳細は下城までお問い合わせ下さい。
By Charlie Chikao Shimojo @NPPA
チャーリー下城NYC■ 11/20/2022
https://ny-news.amebaownd.com/
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