下城NYニュース、03-'24(レストラン・ショー)

ニューヨークでは、毎年恒例のレストランとフードサービスの展示会が開かれました。

会場はいつものハドソン川の横にあるジャビッツ・コンベンションセンターです。

青空のもと、3月は温暖な日と寒い日が交互にくる時期で、運がイイとジャケット無しで会場入りします。

このレストランショーは毎年欠かさずに見て網羅していますが、コロナの影響を未だに残しているのかフードのバラエティーやレストラン開業・運営に必要な企業ブースがイマイチ戻っていない様です。

テイクアウトなどにも使うコンテナ類は、アメリカの多くの州で発泡スチロール製が禁止されていて、それに換わる紙製やバイオ系(短期間でコンポスト化)等に変わっている様です。

紙製のストローなど初期の紙の味が残るものから相当改善され、ソフトストロー等出ていて質感も触感も悪くない様でした。

各ブースは自信があるサンプル商品を用意して配り、参加者のバッジのQRコードを読み取ってセールスに繋げます。  我々も色々なサンプルを試食し商品を貰って試すのです。

中にはせっかくのセールスの機会であるサンプルがあまりにショボかったり名前が書いてないなど残念なものもあります。  

試食試飲でいつも思うのですが日本企業はそれが下手、一年に一度の食プロ相手の祭典なわけで半端な試食は逆効果になります。

こういう風に出さないと印象に残らないんです。

調理機器のコーナーでは最新のオーブンを使ってハンバーガーを試食

ピザの窯を売る企業ではスライスを出す。

沢山のサンプルを貰うので商品名や企業名、連絡先などがないというのは大きなマイナス、ドブに捨てる様なものになりかねません。

日本企業や当地で活躍する日本産食品を売る企業もブースを出しています。

日本産のお米を専門に扱うライスファクトリー、

アメリカには日本産のお米も最近は色々来てますが、大手問屋産が扱うもの以外の銘柄米を、注文に応じて精米して届ける、お米だけでなく味噌や醤油など扱う商品も売り方も、そのレベルが非常に高い差別化されたお米やさんです。

キッチン用のグローブなど当地にいくらでもありますが、日本でも多くの外食産業で使われている明成の手袋が出ていました。

グルテンフリーの食品なども出店していましたが、アメリカに出てくるグルテンフリーならオーガニックやコッシャー(ユダヤ系)の認証などを取って差別化しないと日本から来ましたというだけでは目を引かないと思います。


ニューヨークに進出して現地生産の酒蔵を作った獺祭も出ていました。

日本酒人気はスシとラーメンと共にアメリカ全体で広がっていて、銘酒といえば久保田なども大いに活躍しています。

試飲会などもよく見るし、FXのイベントなどにも最上級の銘柄をもって参加していました。

久保田はこれからの活躍が楽しみです。

以前にも増してブースエリアが広がったのはビバレージで、コーヒー紅茶のドリンク、プラントベース(ビ−ガンというか)食品の中でも特にプラント・ミルク、そしてコーヒーや酒類飲料にも使えるシロップなどが目立ちました。

コーヒーの好調を反映してラテアートのコンテストなども行われていて、日本人・日系人のバリスタが活躍していました。

そしてプラントベースのミルクで、もう豆乳はほとんど目に入らずオートミルクやアーモンドミルクなど、それらのミックスで差別化するビーガン系のミルクなどが目立ちました。

各ブースはそのプラント系ミルクの試飲と同時に、淹れ立てコーヒーを薦めてこのミルクを試させるのです。  その匂いには大いに惹かれます。

日本でも同じ動きがありますがフードトラックが大きくて機能充実に進化していて、レストランを出せない人のある意味での次善の策になっています。


日本がお得意とする自動販売機も、奇抜なものが出てきています。

その他今回の出展ブースには、レストランを運営する上で必要になる食材、サービス、メインテナンスなど何でも揃う様にカバーされています。

電気ガスを使わない加熱剤はこのパックで30−40分保持出来るそう

下城NYニュースでは、今回の内容に沿った視察研究が出来る様、ニューヨークと接続するフィラデルフィア、ワシントン、ボストンなどを組み込んだ研修や視察プログラムを用意しております。

昨年来次々と開店した首都ワシントンのウェグマンズ、デラウエア州のウェグマンズと立て続けに小型の店を開店し、コロナ後に起きた作戦変更の様子が見られ、更には23年10月にはウェグマンズのマンハッタン街中店が開店しました。  これ実はまだ完成に至っておらず、店内飲食のスペースや手洗いも完備していませんが、次々と新しい事を仕掛けているのも事実です。

コロナや戦争その他で起きたインフレの影響もあって、この2−3年間で一番出店している食品店チェーンがディスカウント系のチェーンです。

ニューヨークの郊外で、アルディ、リドル、グロサリー・アウトレット等その店舗を一気に視察する事ができます。

滞在期間や日程はご相談に応じます。

詳細は下城までお問い合わせ下さい。

By Charlie Chikao Shimojo @NPPA

チャーリー下城NYC■ 3/27/’24

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