下城NYニュース、02-'25(ロングアイランド初のウェグマンズ開店)

ニューヨーク市の郊外とは、主に北側のウエストチェスター地域、西・南側のニュージャージー(N.J.)地域、東側のロングアイランド(L.I.)地域の三方向にあります。

ニューヨーク州から始まって全米トップクラスのスーパーマーケットとなったウェグマンズは何度となく紹介してきましたが、実はこのLI地域には出店していませんでした。

今月2月26日にロングアイランド初のウェグマンズが開店したので紹介致します。

見て下さい、この正面はどこから見てもウェグマンズの景色でしょう。

入口入ったら売り場が低めなので、奥までくっきり見渡せるのがウェグマンズです。


その前にちょっと変なものもお見せします。

店舗前の路上にドブネズミの風船人形を膨らませて、イカツイ男達が大勢で騒いでいます。

お聞き及びかも知れませんが、ニューヨーク市は労働組合(ユニオン)が強い街で、組合加盟企業とそうでない企業、組合員労働者とそうでない労働者の争いが常に起こっています。

これはウェグマンズの建築工事に採用されなかった組合員が、工事に関わった加盟してい無い企業と労働者を「ドブネズミが工事した店だ!」と気勢を上げているところです。

これは合法であり、ニューヨーク市内では頻繁に見られる姿です。



私の小売業視察ではニュージャージー地域、ウエストチェスター地域やその隣のコネチカット州へは参りますが、ロングアイランドは殆ど紹介していない筈です。

ニューヨーク市の東側の独立した島で本土とのアクセスが非常に悪く、行き来もあまり無いために少々閉鎖的なエリアでもあり、先進・先取等はあまり求めないのかも知れません。


ロングアイランドは(当然ですが)海に囲まれた島なので先端へ行くとリゾートや別荘地もありその中間でも高級住宅街も控えたエリアです。

しかしウェグマンズだけでなく、我々が興味を持つ小売業や食品マーケットも非常に少ない上にあっても我々の目につき難いのは間違えありません。

見難いマップですが、ウェグマンズが開店したのはLIのほぼ中央部の🔵で、そこから右側(東)の先端部は別荘なども多くあり、完全な島になっているのも分かります。

ニューヨーク市の中心マンハッタンは地図上のNew YorkのNの文字辺りですが、マンハッタンへは通勤電車があり、又道路も空いていれば1時間半程の距離です。

ところがマンハッタンは同じく島であって本土でなはなく、本土へ行く為には混み合う市内を通り抜けなければ行けないという事もあり、本土へ行かない人も多いといいう事になります。


かくしてウェグマンズの最新店が開店しましたが、ウェグマンズの知名度は無いものの宣伝やSNSの力は凄いもので開店当日の混雑はなかなかのものでした。

今までのウェグマンズにある広い惣菜売り場、フードホール同様のイートイン出来る商品の売り場、テールル席なども十分に確保されています。

しかしビールは扱っているものの、ワインを含むリカーは扱っていません。

ご存知の方や体験された方も居られると思いますが、これはニューヨーク州の酒販法によって制限があるわけで、通常は店舗付近に全く別のビジネスとしてウェグマンズが経営に関わらない形で、店名を選んででワインショップを開業する必要があります。

ウェグマンズは過去にニューヨーク州内で酒販法の違反があり、今回もこの店で再度ライセンスの申請をしているとの事で、時間の問題でワインショップが開店する事と願っています。

スーパーマーケットとしては十分にケーキ屋さんに近いケーキの売り場。

特別に広くとられた店内調理の寿司の売り場とホットとコールドのサラダバー。

精肉・鮮魚のコーナーも充実しています。

写真の撮影時は混んでて少々見難いかも知れませんが、店内は馴染み深い売り場です。

こちらでもコロナやインフルが再発し、それ以外の感染症も再度流行していますが我々は抵抗力を持ったので悪化する人も少なく、マスクも手の消毒ももうありません。


先回お米騒動に関するニュースを書きましたが、ここは日本産米は無いもののカリフォルニア米を中心に各種を扱い、中国産、タイ米、ジャスミン米なども扱われています。

アジア系食品コーナーですが、キッコーマン商品各種、伊藤園などウェグマンズだけでなく全米どこのスーパーでも売られています。

ワインは扱っていませんがビールが充実しています。

ビール売り場で目立つのはクラフトビールと、フルーツ系のカクテルミックス、そしてノンアルコール商品です。

マーケットの視察で非常に重要なのは開店日だけでなく、その2−3週間後の通常営業になった時点であり、知名度の殆ど無かったこの地でどんな展開をするのかが楽しみなところです。



ニューヨークの郊外ではまさしくコロナ後を見据えた業態であるアルディ、リドル、グロサリー・アウトレット等その店舗を一気に視察する事ができます。

下城NYニュースがアレンジする視察や研修は、全て下城自身が時間をかけてルートを選び資料を作ってクリエイトし、実際のアテンドまで責任を持って行います。

ニューヨークの食品小売業に関して、これ以上の最新情報はありません。


滞在期間や日程、宿泊などのアレンジはご相談に応じます。

詳細は下城までお問い合わせ下さい。

By Charlie Chikao Shimojo @NPPA

チャーリー下城NYC■ 2/26/’25

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