下城NYニュース、07-'25( Fancy Food Show NY)
毎年この時期に恒例の全米で最大級のフードショーが開催されました。
サマー・ファンシーフード・ショー、という、世界中からの食品・食材・スパイス、飲料、又、レストランの運営に関連する全てのものやサービスが集まっての展示会で、ジャビッツ・コンベンションセンターで開かれました。
新商品の紹介はもちろん、スタートアップの企業が様々な新アイデアの商品を持ち込み、まだ知られていない日本を含む世界中からの商品を、世界中から集まるプロに紹介するイベントです。 昨年からは完全にコロナ前のスケールに戻っていて、今年も世界中から2400社が展示スペースを出し、来場客数は32,000人との発表です。
多くの企業にとって一年に一度のB to Bで自社と商品を売り込める、最大のセールスのチャンスでもあってこの為に長い期間をかけて準備して当日を迎えるわけです。
世界的に有名な企業も多く参加し、誰でも知ってるTWININGSの紅茶、ニューヨークからはMAGNOLIA BAKERY等という具合です。
2フロアーに分けた大きな会場は全部を見ると1日掛かりになりますが、商品カテゴリー別であり、更に国別の部分を作ってあります。 アメリカは当然広過ぎるので州別のエリアがあります。
国別の中には勿論日本もあり、一部は日本企業が参加しやすい様にJETROがスペースを確保して日本の各社や地方自治体がブースを持って商品を紹介するというシステムです。
例えば高知県のブースでは県産の緑茶や柚子を使った商品の紹介という具合です。
今回はそれとは別に日本産の米のコーナーが用意されていて、お米と共に米粉や米菓、日本酒(白鶴)などの紹介が行われていました。
ブースの一部では本格的に炊飯をしてオープンでおむすびを作って試食させる等、全世界レベルで話題に上がっている日本食を参加者の食プロ相手に紹介するなどが見られました。
勿論私も試食しましたが、おむすびの作り方と提供者が良かったのか美味しいおむすびを頂戴しました。
コンビニサイズより少し小さめ75g位に作って良い海苔が巻かれていました。 実はこのサイズが重要であって、来場客は何十か何百という試食をする可能性があるので大き過ぎると一口食べて終わりにしてしまう人もいるのです。
焼き立てベーグルを1/4 に切ってクリームチーズ、これが適量だと考えます。
もう一つ非常に重要なのが、試食と同時にサンプル商品を配ってもそれが後で見直した時に何だか分からない、何処で配られていた商品なのか分からないものがある場合です。
おそらく大袋でマルチパックの韓国企業の小分けスープ、全てのパックに(後付け)シールで企業名と商品名、スープの作り方が表示されていました。
残念な事に、この無表示サンプル商品は日本のブースに非常に多く見られる事で、日本で売られている小分けパックになった商品をそのままこちらに持ち込んで配っている場合です。 日本語読めません!
先に触れた通り、このイベントは全米最大級のセールスの為のイベントであるので、試食して貰って美味かったというだけでは全く意味がなく、何処の誰からから貰ったどんな商品かを知らしめなければいけません。
会場で配るサンプル品は名刺や宣伝チラシと同じかそれ以上という事です。
韓国のアイスクリームメーカーは、小分けのアイスキャンディーバー(味が数種類あり)を希望のお客全員に配っていて、そのお客のバッジQRコードを読んでいました。
QRコードを読み取った来場客全員に後日何らかのアプローチが出来るわけです。
JETROがエリアを仕切って用意した日本のブースと、それとは離れた場所に日本産のお米のエリアについて書きました。 それ以外の一般エリアにも日本のブースは出ていて、実際には纏まって作られたブースとは違う意味で目立つブースになる様です。 ブース費用も準備も大変ですが、それだけの効果もあるのです。
アメリカは全国レベルで日本とアジアの食品を中心としたブームの真っ最中ですので、スシやラーメンの次に何に火がつくのかは全く分かりませんが、健康志向である日本の食材は常にチャンスを持っています。
その最たるものが例えばこの湯葉です。 実はニューヨークには過去にローカルで作っている豆腐、油揚げ、湯葉などがありましたが残念な事に閉業しており、我々は中国韓国等の生湯葉・乾燥湯葉を使用してきました。
これらの一部は既にアメリカで販路が出来て拡販されているものですが、まだまだ大きなチャンスを持ったものと想像出来ます。
ショーの会場は各国に分かれ、アメリカは各州に分かれて参加者には廻り易く作られています。
国別で言えば、おそらく一番広いのはアメリカではなくてイタリアでしょう、グルメの国といえばどうしてもイタリア・スペインが先に上がります。
そして地中海方面と中近東です。
お米は日本だけではなく、実はアジアの多くの国から出ていて上の写真はインドの穀物とスパイスのブースです。
中近東方面の参加者も多い様で、時間になるとこんな事も見られます。
グルメといえば勿論世界三大グルメ食品も、今で言えば日本産(とアメリカ産)の和牛のブースも複数出ています。 サンプリングで長い列が出来ています。
紙面では全てをカバー出来ませんが、今回のショーに関して言えば中国企業の出展が少なく感じた事と、予想以上に韓国企業の躍進とブース出展方法、販促の上手さと充実を感じました。
先程のアイスクリームバーを配ったり、ゲーム感覚で商品として何かを出す、大きなグディーバッグにインスタントラーメン、チョコレートバー、Tシャツまで入っていました。
全て一年に一度の大きなイベントという事で準備されたものと考えればいいのです。
出展に慣れた企業は、多くの食品関連企業が購読する業界紙にこのショーに出展している事を宣伝してトレンド商品の小さなサンプルを用意して配っています。
ニューヨークでは毎年沢山の食品や小売業関連のショーがあり、世界中から最新のものとトレンド商品、更には情報が集まりますので是非これに合わせてニューヨークへいらして下さい。
出展のご希望があれば最低でも6−9ヶ月前に準備を始める必要がありますので、私までご連絡下さい。
下城NYニュースでは、夏から秋までの視察に最高の期間を利用した日程で小売業視察を
「特別の割引費用で」ご用意致します。
7月後半には、ウェグマンズの最新店がニューヨークの郊外であるコネチカット州で初めての店舗を開店、ニューヨークへの通勤圏の高級住宅地です。
「ニューヨーク〜ワシントンの最新小売業視察」、陸路で結んで通常見られない都市間の小売業事情とアメリカの生活事情を含めた最前線特別ルートを用意しています。
実は今、ワシントンの食品店・スーパーマーケット事情はホットです。
自他共に認めている全米最高のスーパーの一つパブリックスは、フロリダ州発祥で見られる機会は少ないですが1店舗だけワシントンの商圏にあり、これを視察に組み込む事が出来ます。
日本から直行便でワシントン着、ワシントンとバージニア州を視察した後は陸路移動をしながら視察を続けて、ニューヨークを視察して終了です。
通常の視察では見られない店舗として:
全米のスーパーで最高と評される幾つかの見どころを用意し、
*ウェグマンズはフルサイズ店とコロナ後に展開している街中の中型店、
*フロリダ発のパブリックス
*ザ・フレッシュマーケットは2年連続で アメリカのベストマーケットに選ばれたカロライナ発のグルメストアチェーン、
*アマゾン・フレッシュ、
*全米最大のスーパーマーケットチェーンであるクローガー、
*コロナとインフレに起因して大いに業績と店舗数を伸ばしているドイツ発のボックスストアのアルディとリドル、それに競合するグロサリー・アウトレット
*勿論、大人気のスチュー・レオナード、トレーダージョーズもホールフーズも、本場で本物のコストコではアメリカ式の買い物を目の当たりに出来ます。
最低催行人数はお二人からで、ルートと行程によって今回は特別価格を用意致しました。
3泊4日の日程で4人様でご参加の場合は1名様$1500、から
パブリックスとクローガーも回るルートは5泊6日の日程で組み込めます。
この非常に有用な体験と情報には、「関税も税金も一切掛かりません」。
視察中の交通費と視察中の夕食一回も含まれ、日米間の交通費、宿泊費他の経費は別です。
又、エージェントさん、参加者をご紹介頂いた方には特別なお礼を用意致します。
詳細はお問い合わせ下さい。
shimojony@gmail.com (直通メイル)
cs@shimojony.com
まで、よろしくお願いいたします。
ニューヨークの郊外ではまさしくコロナ後を見据えた業態であるアルディ、リドル、グロサリー・アウトレット等その店舗を一気に視察する事ができます。
下城NYニュースがアレンジする視察や研修は、全て下城自身が時間をかけてルートを選び資料を作ってクリエイトし、実際のアテンドまで責任を持って行います。
ニューヨークの食品小売業に関して、これ以上の最新情報はありません。
滞在期間や日程、宿泊などのアレンジはご相談に応じます。
詳細は下城までお問い合わせ下さい。
By Charlie Chikao Shimojo @NPPA
チャーリー下城NYC■ 7/22/’25
https://ny-news.amebaownd.com/
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