ニューヨークは今、3月21日
わずか17日前まではニューヨーク州では感染者ゼロだった武漢発のウイルスですが、現時点では全米で感染者数が一番多い州となりました。
アメリカでは陽性検査はCDC(最近良く聞くでしょう)という保健管理局が認定する各州にある認可された検査機関で、認可された検査方法だけで行われるものでした。
今週から各州の判断で州内の検査機関を使える様になった為に、ニューヨーク州ではそれまでは1日あたり75〜200人だった検査数が1日1万人以上に増えました。
それも感染者の家族や周辺の人、症状が怪しい人から始めたので、今週は多い日で3000人のコロナ陽性者が見付かりました。
これは感染者を見付ける為の検査であり、早く見付ければそれだけ早く手を打てるので、その為の感染者探し作戦をやっているという事になります。
おそらくニューヨーク州と同調するその周辺地域が、全米でも一番早くコロナ脅威が終了していくはず、と見ています。
今週からニューヨーク州知事の決定で、レストランは通常営業が出来ずテイクアウトとデリバリーのみの営業となっています。
生活者や働く人の行動はどうかというと、週の前半にはスタッフを50%に減らしなさいと言う勧告が出て、翌日には25%にしなさいと言う勧告になりました。
日本でいう、テレワークを最大限しなさいと言う事ですね。
金曜日からはそれが100%減となり、オフィスは開いても全員自宅仕事という事で休業ではないのですが休業状態という事になりました。
お店の営業の方は、生活物資と緊急関連の店だけが開店して良いと許可されています。
食品スーパー、薬局、清掃用品を売る日用雑貨店、酒屋、パン屋などと郵便局や医療施設が営業し、そこで働く人とそこへ買い物に行く、または散歩や運動など(健康維持の為)の外出は認められ周りの人との距離をあけて行動する事となっています。
そうか、と言う事はニューヨークでは酒屋は生活必需品ですよね。
日本と違うのは、これらで働く人達は、こんな大変な時に働いてくれているヒーローである、どうも有難う、と感謝されている事です。
薬屋の店員さんに対して商品が無いとか、立って待たされて疲れるとか、日本の状況はトンデモない八つ当たり、だと思います。
だからカリフォルニア州などで出されている「屋内退避令ではない」ので、これは州知事のアンドリュー・クオモさんが意識してそういう脅威的な言葉を使ってはいけない、と理解しているとの事でした。
クオモさんがアメリカ大統領だったら今回の対応も全然違ったでしょうね。
お伝えする状況は沢山ありますが、今回は、レストランではテイクアウトのみの営業という事で包材やコンテナが無くなると思ったので、早速卸屋の倉庫を確認に行ってきました。
ご覧の通り在庫はバッチリ、駐車場はあふれるほどの車が来ててレジも大混雑の状態でした。
入り口にはカート置き場じゃなくて台車置き場です。
レストラン・ディポは全米チェーンで最大手の食品、レストランで使うもの全てが揃う業務用スーパーを巨大にしたものです。
日本の業務スーパーと違うのは、ここはレストランかマーケットやコンビニなどを運営するプロしか入れないって事です。
プロ用なので商品展示はないですがすこれ全て包材の売り場です。
在庫はバッチリあります。
そしてこちらは清掃用品とか洗剤です。
ついでに他の売り場もちょっとご覧に入れます。
これなんか鶏肉を味付けしてグリルした冷凍してある。 という事は店では解凍してあっためるだけで提供出来るわけです。
広さは平均的に3万〜4万平米と思われます。
カートは無くて、使うのは市場の台車です。
これは最後のレジです。
キャッシュ&キャリーという現金問屋だったし、レストランは理由があって現金で支払う人も多い様です。
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