下城NYニュース 3-'20
下城NY・ニュース、2020年3月
1月の中旬以降発生している中国発のコロナウイルスの一件では、日本に飛び火してアメリカを含む世界各国に広がっています。
世界蔓延のパンデミックと発表された様ですが、一気に終焉するという私の望みは叶えられない様です。
ニューヨークではごく一部の地域で集中的に陽性患者が出た為に、接触者や罹患の可能性が高い人は概ね把握されていて、そういうグループの人を中心に検査をし、陽性患者を探す為の検査をしていると説明されています。
ニューヨーク州知事が総責任者で、そういう現状や正確な対応が必要な事、絶対的な被患率や死亡率に関しても理論的に解説出来る人なので非常に頼もしく信頼が出来ます。 ここが日本と現状と違う様に感じます。
ニューヨークでは、日本人の入国に関しては熱があるか体調が悪い人は自主的に自宅などで2週間様子を見る様にというお願いが出ていて、日本で報道されている2週間の隔離などは現時点ではまったくのデマです。
とはいうものの、この3月・4月に予定していた研修や視察はこの先どう進むかが見えない状況だった事もあり、中止か後日催行という事で延期となりました。 ついてはその研修の中で皆さんにお見せしたいと思っていた素晴らしい小売業の一端をご紹介したいと思い、今月のニュースレターに致しました。
又、今回のこの状況は日本企業の皆様にも私にも非常に大きな事態となりましたので、3~4月の研修がキャンセルになり来られなかった方や、これまでワシントンへ行く機会がなかった方にも最適な特別日程を特別な価格で提案させて頂きます。
今回ご紹介するニューヨークからワシントン郊外までの視察研修はどれもアメリカの小売業で大いに話題になり、また沢山の業界紙や業界人にトップクラスと挙げられた食品スーパーです。 実際の五日間視察の中には食品以外の小売業も入るしアメリカを実感される様な趣向が組み入れられています。
この内容は最低4泊5日の日程となりますが、今お申し込み頂きますと日程の決定は2020年末までの催行という事で後日相談の上決められるプログラムを作り、今回だけの特別価格を作りました。
このディスカウントは「20-3、NYサプライズ」と呼び、経費別の参加費のみはお一人$1,000.と致します。
最低催行人数は2人(基本的には最高5人)とさせて頂き、3人までの場合はレクサスのSUV車、4~5人の場合はワゴン車使用予定です。 それ以上の人数や視察先のご希望アレンジも別途相談に乗らせて頂きます。
最初にウェグマンズを視察します。
1916年に始まったウェグマンズは創業から100年を超え、店舗数も100店舗を超えました。
ウェグマンズはニューヨークの田舎町であるロチェスターで創業され、地域から離れる事なくドミナント式にチェーン展開をしていきました。 1999年に初めてニューヨーク商圏のニュージャージー州に進出、現在でもニューヨークの田舎町から大きく離れる事はなく北はボストンの郊外、南は首都ワシントンの南側一帯までだけで展開しています。
今回はニューヨーク市内に開店した都市型最新店と、郊外型地方型の大型店の二つを比較しながら視察します。
最初の写真はニューヨーク市内のブルックリン店ですが、通常のウェグマンズが12万平米から15万平米という広い売り場面積であるのに比較すると半分サイズの小型店という事になります。 しかし平均的な大型スーパーマーケットというのは実はこのブルックリン店の7千平米程度であり、ニューヨーク市内を見ると更にこれの半分以下の売り場のマーケットがほとんどという状態です。
ブルックリンは市内でも広い面積の地区ですが、ウェグマンズがあるのはマンハッタンのビル街がよく見えるDUMBO地区の一角のブルックリン・ネイビーヤードの中です。 ネイビーヤードとは元海軍が使っていた施設でありその広さは東京ドームが20個くらい入る広さとの事で、現在は再開発中で古い大きなビルもリノベーションされてハイテク関連・宇宙関連、未来志向の企業などが優先的にまた州や国からの援助を受けて入居しています。
その周辺は最近までは危険地帯とも言われた住宅地があり、それが移転され再開発され高所得者が移り住む様になりました。 多くの知能労働者が働き高所得者が住む地域ですから、ここに出来る小売業もスーパーマーケットもそれに対応する店が必要であるのは間違いありません。 ですからウェグマンズなのです。
奥まで見渡せる、低い正面の売り場
入り口横にはエスプレッソバーと朝食サンドイッチも
ウェグマンズはグローサラントの元祖であって、1930年には300席のイートインコーナーが付いたマーケットを作っていました。
今アメリカの食品スーパーがこぞってやっているのが店内で食事も出来るイートインコーナーを作り、それまでスーパーに来る事のなかったサラリーマンや外回りの仕事の人が食事に来るというコンセプトです。 レストランからするとファーストフード店の高級化(ファーストカジュアル)もありますが、食品スーパーが直接の競合となっているのです。
グルメ惣菜コーナー
二階のテーブル席
二階のフルバー
ブルックリンのこの周辺は独身者も多く、ウェグマンズの常である郊外型や地方型の家族や家が大きい消費者とは違う売り方や商品構成が必要でした。 相当のマーケティング調査をした結果が表れていて、シングル用サイズの生肉や鮮魚のパックを作り、簡単調理の下ごしらえ済みパックも用意されています。
狭い売り場面積を上手に使い、ウェグマンズならではのフレッシュと惣菜のコーナーを作り、日用品雑貨品のコーナーを作りPB商品も各エンドに配置して目立つ売り場を作っています。
今までと同じサラダバーや惣菜バーがあり、接客販売のシェフケースという惣菜カウンターもあります。
それらを二階に持ち込むもよしテイクアウトでホームミールも出来ます。 そしてここで新しいのは街中型の店舗ならではの運転をする必要のない仕事帰りの人のイッパイ飲みのバーです。 素晴らしいバーが二階に付いています。
ウェグマンズの典型的な店舗はこのブルックリンの二倍以上の広さで平均的なスーパーに比較しても二倍という事になります。 2020年6月にはニューヨーク市の北側郊外に最新店が開店します。 2017年にニュージャージー州側に開店した郊外型大型店は、共に広さも内容も最新型とほぼ遜色無くイートインコーナーにはバーガーバーというグルメバーガー店も置かれています。
両店を見るとウェグマンズの立地条件がよく分かり、高級住宅地ばかりでなく中級住宅地がある事、オフィスビル群があり、モールなどの買物の場がある事等が大変重要です。 それが揃うとウェグマンズの様に年商100億円となるのです。
子育てをしながら働く人達が住み暮らす住宅地がある地域が好条件なのです。
中級住宅地とは金額でいうと日本円で5~7千万円程度、それ以上は上級であり高級住宅地といえば1億円以上という感覚です。
子育てをしながら共稼ぎをして、大きな家に住み購買力もある家庭です。 朝ご飯も家で食べる時間が無ければ朝6時に開店するウェグマンズで朝食が食べられます。 バーガーだけでなく、サラダもスープもピザも中華も寿司も扱うウェグマンズには、付近のオフィスで働く人達がレストラン代わりに食事に来ます。 仕事帰りにも来て下さいというメニュー提案をしているので、夕方の惣菜コーナーも非常に賑わうという名実共にグローサラントです。
そしてスチュー・レオナードは新しい事をやってくれました。
そして昨年9月にニュージャージー州に開店したのが食品店のディズニーランドといわれるスチュー・レオナードです。
95年前に、農場直売の牛乳配達の店としてコネチカット州から始まった家族経営の食品店で、この最新店で7店舗目となりました。 ニューヨーク市から1時間ちょっとの今で言えば郊外の住宅街の立地で、付近は富裕層が多く住む高級住宅地を控えています。 オーナーのスチュー・レオナードさんも本店の近くに住んでいます。
現在の店舗網はコネチカット州に本店を含む3店舗、ニューヨーク州の郊外に3店舗、そして今回のニュージャージー州パラマス店で合計7店舗となりました。
ニューヨークとコネチカットでは州の法律で食品店で扱える酒類はビールまでで、今回のパラマス店で初めての店内でフルにお酒を扱えるマーケットとなりました。
スチューをスーパーマーケットと呼ばない理由は、スーパーでは扱い品目数が約4万SKUを超える事が普通で、食品に加え日用雑貨品、洗剤、紙製品、季節用品や多くの場合薬局なども入ります。 スチューでは創業時に8品目の基本乳製品から始まり、パン、スープ、パスタソース、菓子・ケーキ、徐々に扱い商品が増え生鮮野菜精肉・鮮魚、そして惣菜と増えていきました。 現在でも2300品目程度に絞り込んで商品を扱かっています。
店舗の広さは平均的なスーパーより広い約8千平米です。
カスタマーは常に正しい!と宣言
スチュー・レオナード全店舗の入り口に置いてあるのは重さ2.7トンの岩に彫られたスチューのポリシーで、
RULE 1
THE CUSTOMER IS ALWAYS RIGHT!(お客様は常に正しい!)
RULE 2
IF THE CUSTOMER IS EVER WRONG REREAD RULE 1!(もし間違っていてもルール1を読み返せ!)
と書かれています。
これは先代のスチューお爺さんの体験を生かして、お客様をは絶対的に大切にするという事をお客様に対しても全従業員にも宣言しているものです。
コンセプトは農場で収穫したばかりの食品と乳製品を、楽しく美味しく買物をする、という事です。
店内は一方通行の売り場が出来ていて、全てのお客は同じルートで歩きながら買物をします。 各コーナーはオープンキッチンやサービスカウンターになっていて調理や作業の様子が目の前に見えています。 多くの試食が用意されていて、売る事が目的ではなく楽しんで貰える様に大きな一口大でその美味しさが分かる様になっています。
その通路に沿って、ディズニーランドの様な歌って踊る牛やウサギなどの家畜動物や牛乳やチーズのコーナーがあります。
ここでは鶏も牛も、バナナもアボカドもセロリも、牛乳やチーズも、子供が押すボタンで歌って踊ります。
子供は自分が何かをして動き出す事が楽しいのです。
自動で揚がっていくドーナツコーナーは、近付くと分かるほどの良い匂いです。 その揚げ立てドーナツの試食がそこには並んでいます。
店内のディスプレイも動くもの動かないもの、楽しいもの奇抜なものがあります。
レジの前では牛が空を飛んでいます。
でもこのパラマス店では、子供がもっと楽しいものを用意しました。
専用のアプリを携帯にダウンロードして、店内に設置されたQRコードのマジックドアを写真で撮ると、その売り場に関連したゲームが始まります。 そのゲームで点数を重ねていき最後の点数によってスチューで大好評のソフトクリームやその他の景品を貰えるというものです。 これは店内でなければ起動しないゲームなのです。
最初はこのマジックドアを探すところから始まりです。
大人も子供も楽しく美味しく買物をして、子供は(大人でも可)ゲームの得点で何かトリートを貰えるというものです。
昨今のスーパーはアプリや割引きプログラムに力を入れていますが、子供用のゲームとトリートを付ける店は他には見当たりません。
私はゲームは下手なので点数を稼いでいませんが、赤いミルクが出てきたら赤い箱に入れたら得点という事です。
ぜひ皆さんも子供の気持ちになってゲームをして得点を稼ぐ体験をしてみて下さい。
現在スチューの店舗でこのゲームが設置されているのはパラマス店だけで、他の店舗も準備中との事です。
スマート・ショッピングカート
英語では賢いショッピングカートと訳して、カッコいいとか細いというイメージとはちょっと違います。
日本語では自動清算式ショッピングカートと言いましょうか。
スーパーマーケットの夢は、何十年も前からですが如何にして買物の最後の清算を簡単にするかという事だと思います。
アマゾンGOやアマゾンGOグロサリーというコンビニサイズか少し大きめの店が出来始めました。
多くの皆さんが私と一緒にアマゾンGOを試してみました。
ニューヨークには今8店舗のアマゾンGOがあり、大きさも扱い商品もロケーションによって様々です。 日本でもローソンやその他の小売業が間もなく実用化すると聞いております。
それは登録したアプリを持って店内に入り買物をして、商品をカゴというより買物バッグに入れたりポケットに入れてそのまま清算をせずに店を出ると、数分後にアプリに買物リストとレシートが送られて来るというものです。
ニューヨークに着く前にアプリのダウンロードが出来ます。
https://ny-news.amebaownd.com/posts/7256648
私も相当意地悪な買い方を試してみて、選んだ商品を気が変わってカゴから棚に戻しても、商品のラベルを読んで戻す事を繰り返しても間違えはほとんど起きませんでした。
その仕組みは、店の天井と壁と棚に設置されたカメラとスキャナー、そしてはかりの組み合わせで、そのシステムと店作りに掛かった開発費は莫大になるはずです。
このスマートカートは違います。
カート自体にカメラとはかりが付いていて、買った商品をそのカートの中に入れるだけで商品が画面にリストアップされます。 商品にはバーコードが付いていますが、読み取るのはバーコードではなくその商品の画像です。 その画像で商品を特定して、その重さがカゴに入った時に加われば異常無しで加算されます。 同じものが複数個入っても数量も正確です。
これは店内のシステムに費用は掛からず、掛かるのは扱い商品の全部画像を記憶させる作業の方です。 買物が終わったら画面を確認してカードで支払えばレジに行く必要がありません。 事前にアプリ登録しておけばカードを出す必要なく登録されたカードで引き落としが出来ます。
このスマートカートは「ニューヨーク市内のグルメ系のマーケットにアメリカ初で実際に導入され、パイロットとして既に実用」されています。
この店舗の視察をし、タイミングが良ければオーナーの話しを聞かせて頂く事も出来ます。
パブリックス
フロリダ州から始まったパブリックスは1930年に家族経営の食品店として始まり、1940年にはスーパーマーケットの形になり、当時は斬新な自動ドアや冷凍庫が入り、エアコンも完備した店となった。
1991年まではフロリダ州内だけのローカルチェーンでしたが、その後毎年少しずつ北上し現在首都ワシントンの南側まで伸びており1200店舗以上のチェーン展開となりました。
ニューヨークではグローサラントの視察もしましたが、フロリダから始まったパブリックスではコンセプトが違います。 店内に惣菜やサラダバーもありイートインコーナーはあるものの席数は小さく、付近の人が食事に集まる事は多くありません。 フロリダ州という地域性や住民層はビジネスマンではなく、食品をスーパーで買って家で調理もし過ごす事が多いという特徴があります。 裕福な退職者や高齢者も多く家々も大きい場合が多く見られます。
そこで必要なのは如何に快適に簡単便利に買い物をするかという事です。
店内の買い物のしやすさ、スタッフの態度と明るさもニューヨークから出向く我々にも全く違うものに思えます。 PB商品の品質も良くパッケージングでは商品が一目でわかる分かり易さで高齢者にも分かり易いものです。 それもそのはず、パブリックスは従業員がオーナーのチェーンで、オーナーとして株を持つのは元従業員と元従業員なのです。
フロリダから都市部とその郊外を中心に北上してドミナント展開している事から、力を入れているのはアプリを使ったオーダーのデリバリーとピックアップです。 高齢者も多くドライブスルーのピックアップは大変有難いもので、店舗横に車を付けるとトランクに積み込んでくれるのです。
駐車場スペースが狭く忙しい人が多い日本にも持ち込めそうなシステムです。
ハリスティーター
時を同じくして1930年頃にワシントンの南側のカロライナから始まった店ですが、ハリスさんのドラッグストアとティーターさんのフードマーケットが後1960年に合体したという、その名の通りのスーパーマーケットです。 二人のアイデアマンが集まり、当時としては異例の金曜日は夜9時までという営業時間としたのは給料日の翌日に現金を持って買い物に来る客の為でした。
それまでの食品店での買い物の方法は、お客が欲しいものをスタッフが取り分けてカゴへ入れるという方法から、セルフで好きなものを選んで自分のカゴへ入れる方法もここで確立したとの事です。 1980年代にはショッパーズカードを作り、ポイントによってご馳走の七面鳥をプレゼントしたりクリスマス用のギフト券と交換したりしたそうです。
創業者であるハリス氏のモットーは、自分にして欲しいと思う事は何でもお客にも提供するという事です。
2014年に会社更生法を申請したものの、業界最大手のクローガーの傘下に入りました。
店内にファーマーズマーケットを作っているイメージの店作りをし、最上級を目指して、フレッシュにそして品質にこだわるマーケットです。 パブリックスとエリアが競合しますが、更に北側の首都ワシントンやメリーランド州にドミナントし、現在約260店舗で展開しています。
こちらでもアプリを使ったオーダーに対するデリバリーとピックアップに力を入れています。
ホールフーズ
ワシントンの中心から20〜30分程の郊外にホールフーズがフラッグシップ店を開店しました。
ショッピングの激戦区として有名で大きなモールもあるタイソンコーナーの一角で、加えて沢山のオフィスに中級以上の住宅/アパートがひしめくエリアです。
ホールフーズは全米チェーンでオーガニックや自然食品をテーマに商品を扱い、惣菜やイートインにも力を入れているこの分野の最大手チェーンです。
扱い商品も店作りもサービスも高級志向であり当然価格も最上級で、給料の全部持って行かれる店、という言い方もされている店でした。 2017年にアマゾンの傘下に入った事で、売り方やアプローチを変えてそれまで近寄り難いと言っていた客層や若い層も取込む事が出来実際に価格も割安になりました。
1980年にテキサス州で創業し、これまでに沢山の関連する食品企業を傘下に入れ競合を含むマーケットとも合併して、チェーン網は全米の都市部を中心に500店舗以上の展開となっています。
このフラッグシップ店は東海岸では最大になる約7千平米の広さで、店内にはタンドリー・オーブン、ピザ専用窯、BBQバー、店内調理の出来立てパンや寿司、そしてサラダと惣菜のセルフバー、セルフのビールとワインのサーバーがあります。 ローカルにこだわった人気レストランを集めたフードホールがあり、その横には昔ながらのゲーム機が並んだエリアがあり広いイートインテーブルが用意されました。
マムズ・オーガニック
ホールフーズはオーガニックやナチュラルという分野で最大手のチェーンですが、今や通常のスーパーやコンビニで店でもオーガニックを扱う事が普通になりました。 そこでその上をいくグレードと品揃えの店が求められているのも事実です。 どこの街に行ってもそういう需要がありそれぞれに店舗もあるか通販を使う人も多くあります。
まさにそこを狙ったチェーンがワシントンにあり、郊外を含めて現在約20店のマムズです。
オーガニックですからその歴史は短く1987年に創業者の若者が母親(MOM)の駐車場から、姉の車を借りてオーガニック食品の宅配を始めたのがこのチェーンの始まりです。
オーガニック商品を最優先に、その中でも市場で入手出来る最高のものだけを扱っています。 添加物、保存料、甘味料、着色料など含む100品目以上の禁止素材のリストに合わせて品揃えをしています。
店内ではオーガニック食品や商品のレベルの高さと共に、エコに対する取り組みを見る事ができます。
リサイクルセンターと呼び、家庭で不要になった箱やラッピング、アイスパック、読み終わった本等ゴミになり得るものがここに持ち込まれて、欲しい人が自由に持ち帰って使うというものです。
スプラウツ
アメリカ南西部のアリゾナ州から始まったこのチェーンは、ホールフーズやトレーダージョーズによるオーガニック食品の好調から、ほとんどの食品店が扱う様になったこのカテゴリーにおいて、どういう売り方がお客が求めているものかを研究して出来上がった業態といえます。
その二つの人気メジャーマーケットの中間の隙間を狙ったチェーンと考えた方が良く、その分野では業界一となりました。
スプラウツの歴史は浅く2002年の創業で、出店地域はアメリカの左下アリゾナ州と隣のカリフォルニアから西海岸を上がった地域と、右下に沿ってフロリダへ、そこから大西洋に沿って北上し首都ワシントンへそして更にニューヨークに向かというアルファベットのU型のルートで展開しています。
広いアメリカでは、南西部アリゾナと南東部フロリダは人も習慣も違い、更にワシントンからニューヨークに掛かった北東部は全くの外国くらいの違いがあります。 それを上手に店作りをしている様子が大変頼もしいチェーンです。
ホールフーズはやっぱり高級だし価格も高い、その点トレーダージョーズは人気のPB商品も多いし値段も安い、しかし扱い商品が限定だしサービスカウンターもホットフードも無いわけです。
その中間がスプラウツの狙い目で、広い品揃えでグルテンフリー等も多く割安な価格、商品表示に関しては一目で分かり易いラベリングの上に店内はシンプルで明るく買い物がし易すい売り場になっています。 これはどの街に広がっていっても顧客に愛される店になる事請け合いです。
ちなみにこの隙間はスプラウツが最大手ではありますが、次々にチェーンが現れ消費者に求められているかと想像が出来ます。
ニューヨークとワシントンの間には、フィラデルフィアやメリーランド州などがあり各々アメリカ有数の富とアイデアが集まっています。
アメリカ最大の体験型アウトドアチェーンは、、見て回るだけでも二時間は掛かります。。
お客を驚かせ喜ばせるハイテクというのがあり、、そこ目を付けた小売業や実験業態、ここまでかというハイテクの店も沢山出ています。
バーコードは付いてますがRFIDを使う事でレジ通過不要の買い物体験をします。
ですから我々はその間を陸路移動して、逃さずに視察し体験していくプログラムを常々提案しています。
「20-3ワシントンサプライズ」の日程は、これらのマーケットを中心にその時の最新小売業や話題に店を加えてお作りします。 参加者様のご希望によってはワシントンの南側の郊外へ回って、全米有数の上記の様なトップクラスのマーケットに加えて、全米最大のスーパーマーケットチェーンであるクローがーなどを視察するルートがあります。
2020年も引続き新店舗の開店予定があり、新しいアプリを使った売り方や実験店が予定されていて我々も大変楽しみにしております。
視察店舗に関しては過去の下城NYニュースの中に沢山の小売業が網羅されていて、それらを加えて変化に富んだ視察内容になります。
■□この特別プログラムは、今お申し込み頂き申込金だけを頂戴して、実際の研修日程は2020年内のご都合を後日お聞きして相談させて頂き調整致します。□■
過去には小売業経営者様の後継の方の、夏期旅行にお使い頂くなどございました。
毎年9月〜11月はピークになりますので、その間のご希望は早い時期にお決めお願い致します。
今年も複数回の日本訪問を予定しておりますので、視察のご相談に関しても、私の日本出張中のタイミングが合う限り日本でのミーティング、オリエンテーション、説明会を開催する事とします。
早めに日程を立てて頂く事で調整させて頂けますのでご相談下さい。
是非この視察研修プログラムで最新情報をキャッチして、アメリカの優良企業を目の当たりに接し、愛社精神と人間力を培いこの業界をリードするトップになって頂ける事、又、参加されるスタッフさんの感動を引出す事は間違いありません。
ご興味のある方は下城までご連絡下さい。
チャーリー下城NYC■ 3/12/2020
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