ニューヨークは今、5月12日(経済再開)

日本もニューヨークもコロナ感染対策でステイ@ホームの最中ですが、いつどうやって再開させるのかという話しが上がっています。

トランプ大統領は4月14日のイースターのホリデーなど言っていましたが、国内のほぼ全域で感染拡大中だったわけですから全く無理な話しでした。

ニューヨークでは多くの市民が辛抱強くステイ@ホームを守り、4月末には感染拡大の山を越えて、今はやっと下り坂も中腹になっており胸を撫で下ろしたいところですが、クオモ知事は頑固にももうちょっとの辛抱だと言っています。

CNNニュースのテロップでは、「我々は賢く準備をして5月15日にリオープンする」となっていて、賢くなくリオープンを掲げる人達とは違うぞと言ってる様です。

実際にはホワイトハウスで今回コロナ終息の為の最重要な立場にあるドクター・ファウチ(おじいさん)も同様に頑固で再開には要注意と、トランプさんとは少々違う立場です。

日本のコロナ対策本部には、まともに判断をして提言をして推進出来る人が一人も居ない様に感じます。(立派な意見を持ってても、遠慮して言えなきゃ居ないのと同じです)

ニューヨーク州のクオモ知事は、ステイ@ホームの解除や緩和に当たって再開の為の7つの基準を作っています。

おそらくこういうのは日本でも必要なもので、大阪府知事は類似の案を持ってる様でした。

日本とは広さや人口密度、種々の基準や感染者、死者数の絶対数が違うので差があります。

日本語に訳すと以下の通りです。

① 総入院患者数が少なくとも14日間連続減少しているか,1日の新たな入院患者の数が15人以下であること(CDC基準)。

② 1日の死者数が少なくとも14日間連続減少しているか,1日の死者数が5人以下であること。

③ 新たな入院患者数が10万人当たり2人未満であること。

④ 全ベッドの少なくとも30%が常に利用可能なこと。

⑤ ICUベッドの少なくとも30%が常に利用可能なこと。

⑥ 1か月で人口1000人当たり30人が検査を受けていること。 

⑦ 10万人当たり30名以上の追跡要員を有していること。(保健所ではなく専任者を雇う)


何れにしても、地域ごとの絶対的な正確なデータがなければ出来ない事だし、全ての数字は可視化させないと、誰も信用しないし従う事もないでしょう。

そしてこの大きなニューヨーク州を10の地域に分けてチェックリストを作っています。

(ニューヨーク州の1州の面積は、関東・甲信越地方の合計とほぼ同じ程広いし、これよりもっと大きい州も含めてアメリカには全部で50の州があります)

各地域で、7つの基準の一つずつがが守られたら✔️を付けていき、右端を見たら分かりますが全部揃って緑色の✔️になったところからオープン出来るって事になります。

残念ですが、ニューヨーク市(上から7番目)はまだ4/7、私が住む北側の郊外は5/7、東側(右)の郊外ロングアイランド地域も同様の5/7なので、もっと頑張ってもらわないきゃ困ります。

全ては目に見える数字だし、結果を見て決めるという事です。

この地域が要するにニューヨーク市内と周辺の近郊という事で、有名食品店のホールフーズ、トレーダージョーズ、そして最新のウェグマンズなどもある地域です。


*ただこの場合のジレンマは、一つの優良エリアは7つをクリアしたので再開となって隣のエリアが再開出来ない場合、隣からの人が流入する事だと思います。 おそらくそういう事態への配慮も出てくる事と想像します。 (東京から茨城までパチンコに行くとかに近い)


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