ニューヨークは今、5月14日(フードバンク)

ニューヨークでも近郊の農家が農産物を出荷出来ずに困っているし、コロナ対策で収入が落ちて生活に困っている人が沢山居ます。

ニューヨーク州知事はそれを何とかくっつけようという対策を打ち、州の予算に加えて寄付金を募り、農家・生産者からは産物を、企業からは寄付の商品を募ってシステムを作りました。

各地域ごとに沢山の組織が活動をし、それをアメリカの軍隊がサポートしています。

この仕事だと州の軍隊かも知れません。

日本は軍隊が無い分、自衛隊に活躍してもらう仕事がいっぱいある筈です。

元々アメリカにはフードバンクやレッドクロス、サルベーションアーミー(救世軍)などが通常の時から同じ事をやっていますが今回はスケールが巨大なものになりました。

また、買い物や生活に困った人だけでなく、市民全部にこの機会を作りました。

出来上がった食品を配らないと廃棄にせざるを得ないのです。

これはニューヨークの南側のニュージャージー州ですが、こういう葉物野菜や根菜の農家が沢山ある地域です。

酪農地帯からは牛乳、ヨーグルト、チーズなどが届きました。

ニューヨーク市の周りには農作物よりもドライ商品や缶詰、瓶詰、パン・菓子、などが製造メーカーや問屋から届きます。

ウォークインでの配給やホットフードもありますが、ドライブスルーでは多くの場合混雑を避ける為に予約して時間を登録する等行われています。

その時に寄付されたものを沢山の人に配るという事なので、あまりバランスがよくない時もあるかも知れません。

作業にあたるボランティアも軍隊さんも、受け取る方もコロナ感染には要注意です。

入り口で予約を確認して、受け取る方は車から降りず窓も閉めたまま、既に用意されたものを車内に積み込んでくれて終わりです。

こんなものが入ってました。

パスタ(ソース付き)、クッキー、ロールパン、小分けのヨーグルト2ダース、、冷凍ソーセージパティは4ダース、ニッシン袋麺ラーメン、缶詰はスープ、煮豆、スイートコーン、ボトル水10本、いちごのチョコディップ、冷凍である事を考えると一定期間の食料にはなると思います。


先回のニュースで書きましたが、食品に関する物価はこのこの2ヶ月で明白に上昇し、その反面生産地や経由地の倉庫地域では在庫過多でパンパンで流通状況がいびつです。 

これを何とかしなければいけません。 

ニューヨーク州(周辺の州も同様ですが)は州の予算も出して、生産者と消費者を救っています。

消費者側には勿論無料なのですが、受け取った人達も地元やニューヨーク州をサポートしたいという人は寄付をすればいいのです。

これでコロナ終息後のニューヨークの街もビジネスも経済も廻り易くなるという考えです。

次回は農産物の方へ行ってみようと思います。


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