ニューヨークは今、5月29日(感染対策中のマーケット)
ニューヨーク州は5月28日(木)まででステイ@ホーム(NY-PAUSE=NYちょっと待て)を終了し、幾つかの地域に分けてステップを作って街の再開を始めまました。
ニューヨーク市内は、まだクリアしなければいけないものがあるので少し先になりますが、中央部や北部は先に再開し、市の郊外は今週から再開しています。
とはいえ多くの商店は店内にお客は入れず、注文した商品の店頭ピックアップか店内には入らずに商品を買う形です。
今日のクオモ知事の記者会見です。
今は今まで以上に賢くならなきゃいけません、という事です。
ニューヨークでは、毎日数万人のPCR検査を行って新規感染者数を徹底的に探し出し、数百人の専門スタッフを雇って行動追跡をして、新規病院訪問者を最小にするという作戦に変わりはありません。
功を奏してニューヨーク州全体で新規感染者は毎日1000〜1500人、新規病院訪問者は100人台、昨日の死者は67人と全て最小人数を記録更新しています。
正確なデータを出して理解して、ベストな対策を考えましょう、って事ですから日本とやってる事は正反対と言えます。
理解もさせないで、不安と不信の中で皆が一丸となって物事は進まないです。
ホワイトハウスのコロナ対策の専門家ファウチ博士は、検査とデータ収集を細かく正確に把握して適切な対応をする事で、感染の第二波を防げる可能性がると発表しています。
今日からは2ヶ月間以上閉店していた小売業も開店し、一気に賢く街を再生していきます。
食品スーパーもこの2〜3ヶ月間で大きく変わり、消費者の多くがアプリを使って買い物をしてデリバリーを頼むか自身で受け取りに来店します。
店内には入らず、お金のやり取りもしないという事になります。
そして店内での買い物も、最小の時間で買い物し並びお金を払って、安全に済ませましょうという動きになっています。
それはお店側も、店舗スタッフ側も同じです。
ニューヨーク郊外のウォルマートの実験店では、店内のお客の行動と商品の動きを把握して、在庫管理から発注、スタッフの動き方まで賢く動く「Intelligent Retal Labo.」というシステムを実験しています。
このウォルマートは全米に出店している超大型GMSのスーパーセンターではなく、食品スーパーに競合するNeighborhood Market という小型の店舗です。
エアコンダクト工事が最小で済む吹き出し口が6方向に付く天井ユニットです。
店舗工事費を抑えてメインテナンス費用を(販売管理比率)抑える重要なポイントです。
店内には入り口の入店客数と誰が入ったかを把握する為のカメラとスキャナーが付いてますが、個人を特定するものではありません。
顔認証と体格認証で、それがどのお客で過去に何度買い物に来て、何分滞在して何を買っていったかを把握しています。
店内の天井には4000台以上のカメラが設置され、どの棚の何が売れて定期的な発注がされるようになっています。
その割には品切れの棚が目立つのはコロナの責任でしょうか?
ミニマムですが接客時販売のサービスカウンターもありますが、コロナ対策で全てプリパックとしてあります。
店員スタッフは少ないので、各所にプライスチェッカーが設置されています。
コロナで大きな問題になっているのが精肉売り場で、コロナ感染で工場の一部が閉鎖され商品不足から価格が高騰し、販売個数制限などもみられます。
店内各所に端末のスクリーンで色々な情報提供がされています。
I.R.L. 店舗の最大の特徴が店内にあるこのコンピュータ設備です。
これが何なのかは良く分かりませんが、40〜50年前のコンピュータを連想してしまいます。
レジやカスタマーサービスのカウンターにはガラスの仕切りが付き、お客との距離が離れる様になっています。
ニューヨークでは毎日の様に新しい動きがあったり情報が入ったりします、ニューヨークの小売業と外食産業の動くを頻繁にアップ致します。
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