下城NYニュース、06-'23(Caper社のスマートカート導入)
アマゾンは良い意味でも悪い意味でも話題を振りまいてくれます。
間もなくアマゾンPrime Day の大きなセールがあります、
何を買うかって皆さん覗いたり調べたりしているかも知れませんね。
我々の身近では、ニュースでも報道されていますが、アマゾン・フレッシュのマーケットが今後どんな展開をするのかって事が気になっています。
アマゾンはコンビニ店のアマゾンGOやホールフーズを含めて、一気に2000店舗展開にしたい思惑ですが、コロナのパンデミックがあって一時は大いに持て囃されたものの、今は方向転換して修正を加えてから展開したいのです。
アマゾンフレッシュはレジでの清算不要な店で、ウォークアウトとダッシュカート式があります。
その2つのタイプについては、こちらで詳しく書いてあります。
ダッシュカートも新型が出て、要領を得たら、早いし便利、使ってみると分かります。
この写真はホールフーズにも入っている新型のカート(アマゾンは緑色)です。
ケイパー社のカート(ケイパーは白)が今週導入されたのはニュージャージー州のメジャースーパーであるショップライトの1店です。
そして本題のケーパー社のスマートカートはこんな形です。
勿論カートなので、アマゾンのダッシュカートにも似てます。
数年前に大手で食品専門の宅配企業であるインスタカート傘下に入っていて、インスタカートのスタッフ用にも数千台単位で導入されています。
これは4年前にニューヨーク市内のマーケットに入った形や大手スーパーのクローガーで使われている形に比べてグーンとアップデートされて使い良さそうです。
以下は4年前の市内のマーケットで撮ったものです。
ただし、このカートはバッテリーや機械が入ってるので重いです。
アマゾンのカートとケーパーカートは、決定的な違いがあって特にソフトが「あまりハイテクではない」と言い切ります。
このカートは何度か使う事で要領が分かって使い切る事が出来る様になります。
それでもミスはある事は否めませんけど。
アマゾンのダッシュカートは、アマゾンのアプリを使って本人を認証して、アプリ内の情報を使って過去の買い物パターンや登録した支払いカードの情報を使い、買い物を進めていきます。 そのカートが店内のどこに居るのかは天井の二次元コードで把握し、そのエリアのセール商品広告を手元の画面に出して販促を進めます。
買い物が終わったら買い物品目と総額を確認して、自動でカードにチャージして支払い、全ては終了、さようならです。
入り口に専用置き場があって、早速このケーパー社のカートを使ってみます。
全部で6台置かれていました。
ケーパー社のカートでは、まだ導入してから数日なので、不便な面がいくつか見えています。
最初にショップライトのショッパーズカードの番号を手動で入力します。
ショップライトの会員になるのは、通常の店舗でもHPからでも無料で簡単です。
でもアプリのこのバーコードをカートのスキャナーが読めないのは手抜かりですね。
今だけかも知れないですが、虫眼鏡が無いとこの10桁以上の番号入れ難いかも。
買い物はアマゾンダッシュカートとほとんど変わらず、選んだもののバーコードをスキャナーが読みやすい様にカートに入れるだけ。 商品によってはPLUコードを入力する必要が有ります。
秤は付いてないので、例えば房になってバラ売りのバナナ5本を買う場合、それを付近のプリンター付き秤に乗せて、PLUコードを入力して重さを測って、バーコードラベルを作ってそれをバナナに貼ってカートに入れます。 慣れたら簡単だけど、慣れないと混乱する。
スクリーンは大きくて見やすい、ただ目が悪い人には文字が小さい。
カゴの下にバッテリーが入っていて充電のジャックも見えている、
今日の買い物時間は20分程度でその間にバッテリーゲージが70%から55%程度に減っていたので、数回の使用毎にチャージが必要になりそうです。
買い物の最後がアマゾンと大きく違います。
スクリーンのCheck Out を押すと総額、品目数を確認して、バーコードが出ます。
その状態でレジへ行って係りの人(またはセルフレジでも)バーコードを読んで、その金額を現金かカードなどで支払うという手間が必要です。
ショップライトで導入されてからまだ数日ですが、日曜日の昼間にこのハイテクカートを使ってみて周りを見ると、この店では使っている人を見かけませんでした。
分かっている事は新しいものに飛びつく人もいる反面、アメリカでは特に都市部以外ではアメリカ人は保守的であって、新しいものにすぐ飛び付かない場合が多いです。
これは間もなく市内のフェアウェイマーケットにも入るので、おそらくそちらでは人気になると想像しています。
下城NYニュースではニューヨークと接続するフィラデルフィア、ワシントン、ボストンなどを組み込んだ研修や視察プログラムを用意しております。
昨年来次々と開店した首都ワシントンのウェグマンズ、デラウエア州のウェグマンズと立て続けに小型の店を開店し、コロナによる作戦変更の様子が見られます。
更には23年の早々にワシントンの南側郊外のバージニアでも小型店を開店し、明白に店作りに反映させているウェグマンズで目が離せません。
滞在期間や日程はご相談に応じます。
詳細は下城までお問い合わせ下さい。
By Charlie Chikao Shimojo @NPPA
チャーリー下城NYC■ 6/25/’23
https://ny-news.amebaownd.com/
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