下城NYニュース、09-'25(アウトドア専門店バス・プロショップ)
今回は少し趣向を変えて食品マーケットやレストランではなく、アウトドアを楽しむというという強いテーマを持った巨大なお店「バス・プロショップ」を紹介します。
アメリカ通の皆さんの中にはこの店に行かれた方も居られると思いますが、この大型店は主に郊外から地方で展開、現在傘下のカベーラスを含んで約200店舗です。
最大のフラッグシップ店舗はテネシー州にあり、売り場面積は約5万平米というから東京ドームより大きいのです。
何を隠そう、私が組む視察研修プログラムの中でも時間的に可能であれば食品やスーパー視察の合間にこういう店での体験を組み込んでいます。
私の研修中に立ち寄るスポットも色々あって、機会があれば紹介しますがアメリカのお家拝見が出来る不動産物件視察やモデルハウス等、スーパーのまとめ買いが出来るのも広い収納スペースや2台目・3台目の冷蔵庫が地下に置かれている等、実際に確かめて貰います。
又、アメリカのレジャーに関連しますが、バスサイズのキャンピングカーから小型の牽引トレイラー型までを扱うRVの展示場なども回ります。
研修では毎日沢山のアメリカの小売業界情報を見て聞いて頭の中で処理をしていく中で、毎日ほんの少しだけ頭脳リリーフの時間を作る事で頭も身体もリフレッシュするという意味合いもあります。
こんな外観のお店で、米国内の国立公園にある宿泊ロッジの様なイメージもあります。
一歩店内に入ると正面は大きく広く高く、入口のロビーも外見以上にロッジの様なこんな風になっています。 この店舗は中二階があって売り場の延長が作られています。
この店のエントランスだけを見ても色々なイマジネーションが浮かんでくると思います。
アウトドアのカテゴリーのひとつにハンティングが入っているのは当然で、ここでは角が大きい鹿やムース(ヘラジカ)の剥製も飾ってあります。
この先には何があるだろう、どんなものを売っているのかワクワクしてきますが、これは食品店でも全く同じでそんな意味でもウェグマンズやショップライトをはじめとする多くの食品店で店舗に入る前にエントランスホールを作るのです。
アメリカの常で店内のカテゴリー売り場を徹底的に揃えて、見ても触っても楽しく実際に体験したくなる様な店作りになっています。
あまり有名ではないと思いますが、アメリカには「全米ハンティングとフィッシングの日」があり、今年は月末の土曜日9月27日(土)です。
入り口横の靴というか履物のコーナーではハイキングや登山など用の靴が中心ですが、ウォーキングやランニング、川や海用のサンダルは勿論、普段使いの街用にも使えるタイプもあり、又、釣り用のウェーダーなども扱われます。
その隣には釣り用品のコーナーがあり、気分が一気に上がっていきます。
英語ではカテゴリーキラーと表現しますが、その分野の専門店で徹底的に商品を集めている業態を指し、ここではアウトドアというカテゴリーを死ぬ程集めているという少々怖い言い方でもあります。 しかし確かに死ぬ程集めているという位の釣竿が並んでいます。
釣竿や疑似餌に加えて、釣りをするには先にお見せしたウェーダーも網もその他諸々の小物も昨今では魚群探知機やGPS等のハイテク品も必要ですから、それら全てがこの売り場で揃うということです。
釣り商品の売り場の更に先には大きなガラス張りの生簀があって、この店の店名でもコンセプトでもあるバス(スズキなどの一種か)を含む淡水魚が悠々と泳いでいます。
写真ではちょうど水槽内のメインテナンスをやっていました。 生き物を店内で飼っている事の大変さを実感します。
そしてアウトドアのレジャーには気楽な普段着でいけばいい事なのですが、更にアウトドア用のウエアーもありポケットが沢山付いたり丈夫に出来ていたりなどそれに特化した商品もありそれら全てを扱います。 レディースとメンズのアパレル売り場ですが、私は度々ここのウエアを普段使いに購入しており、便利で長持ちしています。
アパレル売り場のディスプレイを見ても勿論アウトドアです。
動物の剥製が並び川や湖で泳ぐ魚がそこここにいて、山小屋風であり釣り船やアウトドアに欠かせない様な物が置かれ、その雰囲気を作ります。
アウトドアは眩しいからサングラスも、時計も必要でしょう。
釣り船は日本ではどんな店で買うのでしょう?
アメリカではこんなところで釣り船もレジャーボートも売られています。 室内の売り場には置き切れないので外で売られる様は自動車の展示場の様にも見えます。
アメリカは日本の国土面積の25−29倍あると言われ、西海岸・東海岸に加えて南部のテキサス州・ルイジアナ州・フロリダ州等に面したメキシコ湾等の海があります。
更に北側にはニューヨーク州・ミシガン州・シカゴがあるイリノイ州等にかけては巨大な五大湖があり、その面積の合計は日本の総面積より広いのです。 そして実際には川と湖も非常に多く水遊びの場所は日本以上に大きい事で船のレジャーが非常に盛んだと言えます。
モーターボートは$1万5千程からあり約$3万で十分大きく素晴らしいボートがあります。
秋になるとピークシーズンが終わり間もなく来年の新型が出るのでセールで売られてました。
でも湖などで釣りをする為の小さなボートは$6−700程度から、更にはカヌーも売られています。
ニューヨークの場合は東北地方の様な天候と緯度なので冬が厳しく冬場は水から出して陸上保管するのが普通です。 その為の整備(Winterization)も保管もここでやってくれるのです。
変わって陸上の方は広大な面積の中に広い平野部分に森や林も随所にあり、大陸の中にも中央部にはロッキー山脈を含む山岳地帯もあります。 実際にはニューヨーク州の周辺だけでも大小50−60の山があり、標高も1500mを超える山もいくつかあります。
そうなると山遊びというか、スキーや登山やキャンピングを含む屋外のレジャーも様々な選択肢があります。
これはATVですが四輪のオートバイと言いましょうか、タイヤを見たら分かる通りこれなら山道トレイルでもどんどん進んでいけます。 勿論トレイル用の自転車も揃っています。
山に入って自然の中でのキャンピング、おそらく殆どの人が一番楽しみにしているのではないかというのがアウトドアの食事です。
特に「バーベキューをやろう、焼いて食べよう」って事になると思いますが、本格的に楽しみたい人の中には自身の釣り果やハントの獲物をその日のご馳走に、又は事前に用意したご馳走を持ち込んでのBBQパーティーなど、最高の楽しみだろうと思います。
近年この分野は日本でも相当流行っていると伺っていて、昔ながらの河原でのBBQだけでなく、整備されたキャンプ場、グランピング場、沢山のイベントもあるとの事ですね。
ここでは屋外のレジャーや山に簡単に持ち込み出来る携帯型のBBQコンロも、その他の調理器具も沢山売られています。
バーベキューでもカテゴリーキラーですから、肉や食材を焼く大小のグリルだけでなくスモーカー等その他沢山の機材やらがあって全てここで揃います。 ちなみに手軽なガス型のグリルは$100以下で、炭のグリルは$50以下で購入出来ます。
キャンプですからテントも寝袋も、携帯トイレもピンからキリまで揃います。
バーベキューの話しをするとなれば、この人の意見を聞かなきゃ本物にならないでしょう。
日本のバーベキューの分野において第一人者であり、本場アメリカのBBQコンペ(競技会)には度々参戦して入賞もしている実力者、アウトドアに関しての専門家で著書もある日本バーベキュー協会の会長・下城民夫氏ですが、彼はバスプロショップについてこう語っています。
「バスプロショップ、テキサスのレイクサイドに大型店があってほんとよく買い物をしています。
日本の仲間も連れて行くと商品揃えがすごいのでみんな喜んで大量に買ってますね。
日本ではバーベキューグリルやスモーカー、バーベキュー関係小物など本格的なバーベキューギアがほとんど売っていないです。
バスプロショップはその豊富なアウトドアやレジャー用品のラインナップや釣りだけではなくアメリカならではよハンティング(game)やバーベキューまで広く扱っているいるのでアメリカのレジャーの幅広さを実感するためにもお連れしています。
まだまだ仕事上位の日本の余暇やレジャーの日陰感がよくわかります。
本来は人は遊びがメインなのにね。
それで猿から人類になったのですから。」(氏の話しそのままの原文)
なるほど、本来人は遊びがメインなのですね、大河ドラマでも同じ事を言ってる様ですが(とチャーリー下城は納得しました)
テレビにもよく出ているのでご存知の方も多いと思いますが、こんな活動もやっています。
なるほど、日本では揃わない様なベーベキューやアウトドアの小物はここなら揃っているのですね。
民夫氏曰く、バスプロ旗艦店があるメンフィス(テネシー州)と周辺エリアはポークのBBQの本場であり、そこで開かれるコンペでは当然テーマがポークだそう。 氏も得意とする豚の丸焼きやショルダーの丸ごとなどで競うそうです。 競う中でも本場のBBQでは常に遊びココロが付きまとうわけで、こんな写真を提供されています。
民夫氏の隣は、念の為チャーリー下城ではありません。
そしてハンティングに必要なのは、アメリカですからライフル銃や弓矢です。
ここでは詳しく触れませんが、アメリカでは州によって色々な規則や免許があって、それに沿ってこういう店では許可を持った人にだけ販売されています。
エリアによってはハンティングと言っても弓矢だけに制限されています。
アウトドアやキャンプ用のおやつや食品等あり、まだまだ見所がありますがどの売り場も徹底的に拘るし品揃えをしてお客を感心させ楽しませます。
もう一つお見せしておきたいのはゆっくり買い物をするだけでなく、お茶を飲んで食事をして、アメリカの事ですから大人はバーで一杯飲んでボウリングでもして、子供はゲームセンターさながらの遊ぶ場所が出来ています。
ここでは16レーン程の小さなボウリング場(下の写真は暗いですがボウリングアレイです)とレストランバーが付いていて、週末は飲食+買い物で半日楽しむ様な店でありこのバーも大いに人が集まっています。 地方に行くとこういう場所でも仲間と集って飲んで騒げるのでしょう。
アメリカの小売業では、世界旅行とジャングル探検がテーマの徹底したマーケットの観光地にもなり得るジャングルジム・マーケットをご紹介しましたが、ここはアウトドアをテーマに徹底的に楽しい店、そこへ行く事自体が目的になり得る店を作っている業態でした。
アメリカの地方の家々の裏庭や山岳地帯には普通に山猫、コヨーテ、狼、クマ等の野生動物がいるわけで、だからこそこういう店が人気を博すものだと実感します。
日本では今年ヒグマ等が市街地や観光地にも出現して被害が多発し、痛ましい事も聞いています。 こちらではそうならない為に各家庭で自身を守っていかなければいけないし、事後の処理も出来る様に習得していくのです。
又、雪が降った時は各家で雪掻きもします、家庭用にそういう目的の雪掻き機や専用車両が売られているんです。
写真はATVにオプションの雪掻きブレードを装着したものです。
最後に東京ドームより大きいというバスプロの旗艦店の写真で、これが一店舗です。
アメリカの食品店視察や研修に限定しない、市場調査や視察をしながら是非この大きなアメリカを体験なさってください。
下城NYニュースでは、夏から秋までの視察に最高の期間を利用した日程で小売業視察を
「特別の割引費用で」ご用意致します。 アメリカ小売業を勉強する最高のチャンスです。
ウェグマンズの最新店がニューヨークの郊外であるコネチカット州で初めての店舗を開店しました、これはニューヨークへの通勤圏の高級住宅地です。 このウェグマンズ最新店では今までと違った店作りと戦略が見えます。
「ニューヨーク〜ワシントンの最新小売業視察」、陸路で結んで通常見られない都市間の小売業事情とアメリカの生活事情を含めた最前線特別ルートを用意しています。
実は今、ワシントンの食品店・スーパーマーケット事情はホットです。
自他共に認めている全米最高のスーパーの一つパブリックスは、フロリダ州発祥で見られる機会は少ないですが1店舗だけワシントンの商圏にあり、これを視察に組み込む事が出来ます。
日本から直行便でワシントン着、ワシントンとバージニア州を視察した後は陸路移動をしながら視察を続けて、ニューヨークを視察して終了です。
通常の視察では見られない店舗として:
全米のスーパーで最高と評される幾つかの見どころを用意し、
*ウェグマンズはフルサイズ店とコロナ後に展開している街中の中型店、
*フロリダ発のパブリックス
*ザ・フレッシュマーケットは2年連続で アメリカのベストマーケットに選ばれたカロライナ発のグルメストアチェーン、
*アマゾン・フレッシュ、
*全米最大のスーパーマーケットチェーンであるクローガー、
*コロナとインフレに起因して大いに業績と店舗数を伸ばしているドイツ発のボックスストアのアルディとリドル、それに競合するグロサリー・アウトレット
*勿論、大人気のスチュー・レオナード、トレーダージョーズもホールフーズも、本場で本物のコストコではアメリカ式の買い物を目の当たりに出来ます。
最低催行人数はお二人からで、ルートと行程によって今回は特別価格を用意致しました。
3泊4日の日程で4人様でご参加の場合は1名様$1500、から、
パブリックスとクローガーも回るルートは5泊6日の日程で組み込めます。
この非常に有用な体験と情報には、「関税も税金も一切掛かりません」。
視察中の交通費と視察中の夕食一回も含まれ、日米間の交通費、宿泊費他の経費は別です。
又、エージェントさん、参加者をご紹介頂いた方には特別なお礼を用意致します。
詳細はお問い合わせ下さい。
shimojony@gmail.com (直通メイル)
cs@shimojony.com
まで、よろしくお願いいたします。
ニューヨークの郊外ではまさしくコロナ後を見据えた業態であるアルディ、リドル、グロサリー・アウトレット等その店舗を一気に視察する事ができます。
下城NYニュースがアレンジする視察や研修は、全て下城自身が時間をかけてルートを選び資料を作ってクリエイトし、実際のアテンドまで責任を持って行います。
ニューヨークの食品小売業に関して、これ以上の最新情報はありません。
滞在期間や日程、宿泊などのアレンジはご相談に応じます。
詳細は下城までお問い合わせ下さい。
By Charlie Chikao Shimojo @NPPA
チャーリー下城NYC■ 9/25/’25
https://ny-news.amebaownd.com/
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