ニューヨークは今、9月27日(全米スーパーのTop 10、24年)
今日の「ニューヨークは今」はニューヨークでは無い全米情報です。
毎年この時期に恒例の、
アメリカの新聞で全国紙のUSA Todayが、先週発表「全米スーパーのトップ10」を発表しました。
この業界の皆さんに申し上げたいのは、
「良い店を作るには良いものを見て参考とし」、
「良い仕事をする為には」良い仕事を見て研究して欲しいという事、
「良い店を知らずしての努力でなく、知った上で業界をリード」して頂きたいのです!
このトップ10のいずれも、素晴らしい仕事をした結果のトップなのです。
西海岸のGelson's 以外の9チェーンは、私のニューヨーク商圏、ワシントン商圏、シカゴ商圏のいずれかでカバーしておりますので、詳細をお問い合わせ下さい。
同紙では22年と23年の2年連続して「ザ・フレッシュマーッケット」がトップを受賞しており、私も自宅の近くにある事もあるので利用するし、この機会にフロリダ州で開店した最新店の取材をやっておりました。
このフレッシュマーケットの特集も反響がありました、是非一度ご笑覧下さい。
そして24年、その強敵を追い抜いて今年の一位に選ばれたのはHy-Vee(ハイヴィー)でした。
このスーパーの名前を聞いた事が無い人も多いと思いますが、
その理由は内陸部のアイオワ州という、食肉や畜産関連の方以外はなかなか行く事が無い中西部の内陸エリアで展開しているからでしょう。
しかしそのアメリカの中央部分にあたるエリアの8つの州で550店舗以上の店舗を持ち多くの店舗面積は1万平米を超えるという大型チェーンです。
最大の特徴の一つは従業員による持株会社で従業員総数は7万5千人を超えていて、全米最大級の従業員による持株会社のスーパーマーケットという事です。
私は日本の食品スーパー関連の方や小売業の方達との仕事が多く、全米一のスーパーは何処だろう等の話題がよく上がります。 大きさや店舗数以外でそれを判断すると、どのチェーンが一番という答えは出ないと思います。
GMSで一番大きいチェーンといえば当然ウォルマートですが、あれはスーパーではありませんので別のものとしています。
以下の通り発表されたトップ10を見て頂くと、その全てが何かにおいて素晴らしい部分を持っているというのは分かります。
多くのスーパーはリージョン(州や地方など)で展開するので、パブリックス等、名前だけは聞いた事あるけどという素晴らしいチェーンもあると思います。
#2は先にも触れた昨年と一昨年のトップであったザ・フレッシュマーケットです。
#3のハイネンズもお聞き及びで無いチェーンかと思いますが、これも中西部でなかなか行く機会はないオハイオ州で展開し、知る人は知っていますがシカゴにも進出しています。
私の地元ニューヨーク市の周辺だけで展開するスチューレオナーズは4位に、ニューヨークで創業して100年を超えるウェグマンズは9位に入っています。
実はこのハイヴィーというスーパーは、アメリカのこの業界の人は誰でも知る素晴らしいスーパーで、これも私は過去に下城NYニュースにて特集していました。
中西部の田舎町では、アメリカの典型的な買い物習慣で、月に数度のまとめ買いなどが普通に行われ、町の買い物に出たときに必要な事をなんでもやってしまいます。
従ってスーパーも広く大きく何でも扱い、商品だけ出なくそれ以外の日々に必要な物のほとんどをここで買い物するのが理想です。
従って通常のスーパーのSKUが約4−5万SKU、ウェグマンズなど大型スーパーで7−8万SKUと言われている時に、ハイヴィーではホリデーシーズンなどでは12万SKUを超えるそうです。
詳細はどうぞ約1年前に書いたHy-Vee の特集を参照下さい。
以下に数枚の特徴的な写真を載せておきます。
夏の間は店頭でBBQなどもやって、食事をしてからまとめ買いの買い物などするわけです。
勿論処方箋薬局もついて、買い物中にオーダーは出来上がっています。
フルサイズのバーがついて、(皆んなドライブで来てる筈だけど)いっぱい飲んでというお客も多いです。 スーパーにつけるには本格的過ぎじゃないでしょうか。
暖炉もついて広々立派なバーラウンジです。
今月はニューヨークでホールフーズ・デイリーショップの開店が先週あり、アマゾンの活躍は目覚しいものがあります。
アマゾンはそのホールフーズを含めて、ニューヨーク市内と郊外では次々と新業態や新店舗を開店再開しており、実際には店内改装とMDの軌道修正をした新生=V−2のアマゾンフレッシュ店舗は既に開店しています。
それにも増して、まだまだ深い事をアマゾンは考えていて、このホールフーズでも新業態のブランド店舗がニューヨーク市内マンハッタン住宅街に開店、その2号店も着工でこれはタイムズスクエアにも近い劇場街、
TEST & LEARNと呼んで体験して学習する事で失敗は恐れないアマゾンという企業の今後の変化が非常に楽しみでもあります。
ニューヨークの郊外ではまさしくコロナ後を見据えた業態であるアルディ、リドル、グロサリー・アウトレット等その店舗を一気に視察する事ができます。
滞在期間や日程はご相談に応じます。
詳細は下城までお問い合わせ下さい。
By Charlie Chikao Shimojo @NPPA
チャーリー下城NYC■ 9/27/’24
https://ny-news.amebaownd.com/
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