下城NYニュース、05-'24(スチュー・レオナーズ NJ-No2店 開店)

ニューヨークの食品業界ではレジェンドになっているスチュー・レオナーズは、ニュージャージー州のパラマス店に続き2店舗目となるクリフトン店を先週開店させました。

コネチカット州に本店があり、支店はニューヨーク州の郊外とニュージャージー州に5月17日に開店した事で8店舗のチェーンとなりました。


各店舗の入口に置かれた「ポリシーの岩」には、

先代が失敗と成功の体験から作ったというポリシーが刻まれています。

この店のポリシーです

RULE 1

お客様は常に正しい!

RULE 2

もしお客様が間違っていると思った時は、ルール1を読み返してみろ!


お客様は何があっても常に正しいんだ、

という事を入店するお客全員に、又働いているスタッフ全員が入店する時に確認するのです。

これまでのスチューレオナーズは8000から10000平米のスーパーマーケットとしても大型で、その広さの中でほぼ食品に絞った品揃えをする食品店としてのビジネスです。

売り場のコーナーの多くがオープンキッチンで作業の様子がよく分かります。

今回のこのクリフトン店では約6000平米程度の面積なので、スチューとしては一番小さな店舗となりました。

コネチカット州とニューヨーク州では、州の酒販法の制限で店内にリカー売り場を置けず、ビールだけの販売が許可されています。

ディスプレイでは、農場や動物がテーマのこのお店ですから牛が空を飛んでいたり金色のぶたさんが売り場を守ります。

ここニュージャージー州は法律が違い、州内で同企業に発行される酒販免許は2つまでと制限され、今回のクリフトンの店舗は酒販免許を持っております。

店舗の大きさや認可などで開店までに時間が掛かるマーケットを開店させる前に、この店舗のすぐ近くにリカー店だけを先行して開店させて知名度を上げ宣伝をしておき、マーケットの開店と同時にリカー店をマーケット内に移動させる方法をとるのはスチューの常套作戦です。

リカーの免許は店舗の移動は出来ますが増やす事も同時に営業する事も出来ませんので。


酒販免許の無いこれ以外のニューヨークとコネチカットの店舗では、食品店のスチューとは出入り口を別に設けた別の店舗として並んでいる立地や近い距離の店を持つも場合もあります。

やはり食品とお酒は切り離せない関係で、一回の買い物で揃えたいものであるのに違いありません。


店内はいつも通りのスチューそのもので、ディズニーランドの様に歌って踊るキャラクターがあり、ボタンを押す事で歌い出すバナナ売り場やメインキャラクターの牛など役者が揃っています。

各売り場も嗜好を凝らし楽しい店造りと共に、彩りを綺麗に、良い匂いが基本です。


オレンジジュースはお客の目の前でオレンジを絞って、混ぜるものは一切無しで加熱処理もしない、今日が明日中に飲んで下さいっていう本物です。

完熟のアボカドを潰してニンニク、オニオン、スパイスを混ぜた「ワカモレ」は出来たてをその場で試食して買っていきます。 この手作りコーンチップがまた良い!

ワカモレを買うも良いですが、手作り用に素材がその場で揃います。

精肉売り場はブロックもスライスもあり、好きな部位を好きな様に切ってくれる精肉カウンターがあります。

どの売り場も色鮮やかで良い匂いという事が基本です。

コロナがあった事で消費者の買い物嗜好が変わった事があり、アプリを使った店頭受け取りやデリバリーもあり、ポイントを貯めて貰えるアイスクリームやコーヒーされています。

アイスクリームとコーヒーのコーナーは出入り口のすぐ横で、先にソフトクリームを買って子供が食べながら買い物をするのも、買い物が終わったご褒美にするのも出来る様な各店共通の配置です。

ソーシャルディスタンスなどありましたがそれも過去のものの様で、ここでは各コーナーでの試食やキャラクターのコーナーでは多くの子供連れが足(ショッピングカート)を止めて楽しんでいます。

揚げたてのドーナツは匂いに誘われて通る人はほとんど全員摘んでいき、食べてみないと何を買っていいか分からないチーズも試食と共にチーズに関する解説付きです。

店舗入口外にポリシーの岩があり、入口の中にアイスクリームとコーヒがあるのは全店共通で、店内の売り場は基本が一方通行通路(ワンウェイ・アイル)になっているのも共通です。

お客の全員が売り場の全てを見て買い物をしていくのですが、角を曲がった先にどんなキャラクターがあるか、又は試食コーナーが作られているかを楽しみにどんどん進んでいくという客同線が作られています。

まさに買い物が楽しいお店、子供が率先して買い物に行きたがるお店が復活しています。


ニューヨークではアマゾンが大きなニュースになっていて、スーパーマーケット型店で採用していたウォークアウト式の清算方法を、ダッシュカートというスマートカート式に切り替えるというニュースです。  

コンビニのアマゾンGOでは引続きウォークアウト式を採用、通常はまとめ買いが多いマーケット型でのウォークアウト式清算は、ミスや不便な要素が多かったものと想像します。

間もなくニューヨークでアマゾンダッシュカートの入ったアマゾンフレッシュ店舗の視察ができる事になります。

さらにその分野では競合するケイパー社のスマートカートも複数店に入っていて、実際にこれを体験しながらの店舗視察をアレンジ出来ます。

アマゾンのダッシュカートとケイパー社のカートがこの分野の先進の様ですが、すでにそれ以外のスマートカートも入ってきています、全部体験出来ます。


下城NYニュースでは、今回の内容に沿った視察研究が出来る様、ニューヨークと接続するフィラデルフィア、ワシントン、ボストンなどを組み込んだ研修や視察プログラムを用意しております。

昨年来次々と開店した首都ワシントンのウェグマンズ、デラウエア州のウェグマンズと立て続けに小型の店を開店し、コロナ後に起きた作戦変更の様子が見られ、更には23年10月にはウェグマンズのマンハッタン街中店が開店しました。 

これはウェグマンズとしては街中小型店ですから、郊外の大型店と共に比較できる様に視察に組み込みます。

この街中型店はまだ本当の意味での完成に至っておらず、店内飲食のスペースや手洗いも完備していませんが、次々と新しい事を仕掛けているのも事実です。


コロナや戦争その他で起きたインフレの影響もあって、この2−3年間で一番出店している食品店チェーンがディスカウント系のチェーンです。

ニューヨークの郊外で、アルディ、リドル、グロサリー・アウトレット等その店舗を一気に視察する事ができます。

滞在期間や日程はご相談に応じます。

詳細は下城までお問い合わせ下さい。

By Charlie Chikao Shimojo @NPPA

チャーリー下城NYC■ 5/27/’24

https://ny-news.amebaownd.com/

#下城ニューヨーク

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