ニューヨークは今、8月10日(Best Retailer '25)
世界的に有名なニュース誌であるNEWS WEEK が、アメリカのBESTリテイラー 2025を発表しました。
ニューズウィークは日本語版もあるのでお読みの方も居られるかも知れませんが、世界中の国際情勢や経済関連を含めたニュースを配信します。
SNSでは信用し切れない情報が多いですが、私を含む多くの読者は信頼を持ってこれを読んでいます。
分野ごとに分けてベストのチェーンや企業を選んでいますが、私達が日々目にする小売業などを中心にしたカテゴリー(アルファベット順)だけをご覧に入れます。
皆さんもご存知でおなじみのチェーンも沢山リストに入っているはずです。
業態のアルファベット順なので、先ずはCで始まるコンビニエンスストアのチェーンですが、トップは知る人ぞ知るテキサス州で創業したバッキースです。
自動車社会のアメリカのコンビニエンスストアは、始まりは皆さんもご存知の7−イレブンと言われておりその起こりは氷屋さんだったのです。
まだ冷蔵庫や氷は家庭に普及していなかった為に、重くて溶けやすい氷を買うにあたっては購入に便利な様にガソリンスタンドで販売した事と言われています。
かくして、アメリカのコンビニのイメージは給油所でお金を支払う(クレジットカード払いの前)時に、ついでに朝の新聞、コーヒー、タバコを買う売り場、夕方ならばその日の夜のビールや翌朝の朝食関連のものを購入するという便利な店が始まりなのです。
1位のバッキーズはテキサス州から始まったガソリンスタンドで、同時に100台以上が給油出来る程の巨大なスタンドです。 そこに併設されるコンビニのコーナーは、実はコーナーではなくてテーマパークの様なストアになっています。
詳細は日米のコンビニ比較をしてバッキーズの写真も載せてあるこちらをどうぞ。
https://ny-news.amebaownd.com/posts/56835513
2位以降のSheetz, Quick Trip, Wawa, GetGoも一部を除いて給油所付きが基本です。
Wawaはペンシルバニア州の農場を持った乳製品のマーケットから始まった為、給油所は後付けであり一部の店舗は街中や近郊で純粋なコンビニ店になっています。
次のカテゴリーはディスカウント・スーパーマーケットとなっていますが、通常のフルサービスのスーパーマーケットは別の枠で後で出てきます。
1位は全米でカリスマ的な人気を誇るトレーダージョーズですが、扱い商品の殆ど(80−85%と言われる)がトレーダージョーズのPB商品という店です。
少し前の記事ですがトレージダージョーズはここで詳しく書いています。
https://ny-news.amebaownd.com/posts/28639253
2位のアルディはドイツ発のボックスストアのチェーンですが、実は親会社はトレーダージョーズも傘下に入れている事でこの1−2位は兄弟でトップという事になります。
アルディを含むボックスストアと競合するディスカウントマーケットについてはこちらで解説しています。
https://ny-news.amebaownd.com/posts/41689172
次のカテゴリーは「Specialty, Natural, Ethnic」の食品店ですが、これもスーパーマーケットとは分けてリストされています。 我々はこれをグルメ系のマーケットと呼ぶ事があります。
トップのザ・フレッシュマーケットは東海岸中心のチェーンなのでご存知無い方も多いと思いますが、実は全国紙USA Today のベストスーパーマーケットに2年連続でトップになったグルメ系のチェーンです。
グルメマーケットといった場合は通常のスーパーで売っているものと同じではグルメ店になりません。 世界中から、又はローカルの貴重な商品等を集めて、徹底的にこだわりを持ち販売スタッフも知識を持って接客出来る、食品食材だけでなく、販売する惣菜も同様です。
少し前のニュースですが、フロリダ州に開店したザ・フレッシュマーケットのフラッグシップ店を特集しています。
https://ny-news.amebaownd.com/posts/35797380
2位のホールフーズはご存知の方が多いでしょう、
健康食品、オーガニック食品や商品、アレルギー対策商品を扱うマーケットとして全米最大のチェーンです。 2017年にアマゾンの傘下に入り、アマゾンのフレッシュ業態とは別に全米で500店舗を超え、カナダとイギリスでも展開しています。
ニューヨークではコロナの前からスーパーマーケットの商品宅配サービスが盛んに使われ始めましたが、そんなタイミングでコロナが始まり人と接しない買い物を提唱しました。
素晴らしいタイミングで、ホールフーズ/アマゾンの食品の宅配システムが役立ちました。
アマゾンフレッシュの店舗情報はこちらでどうぞ!
https://ny-news.amebaownd.com/posts/54311801
3−4位のNatural Grocerと Sproutsは共にホールフーズやトレーダージョーズとも一脈通じる健康食品や大量生産ではないこだわりを持った優良の食品を扱う事でスーパーマーケットと差別化をしているチェーンです。
ここでやっとスーパーマーケットです。
5位までがここに載っていますが、どれもお聞き及びの事と思います。
1位のパブリックスはフロリダ州から展開し、主に東海岸南部州から北上して首都ワシントンのすぐ南側まで出店を進めています。
パブリックスは最近下城NYニュースで特集しています。
内陸部では中西部のケンタッキー州まで進出して、名実ともに全米のトップを2位のウェグマンズと分け合っている状態です。
2位のウェグマンズとは一部出店エリアが重複していますが、ウェグマンズはニューヨークから始まってワシントンの南側までの展開、ですからバージニア州とキャロライなだけで重複しますが互いに影響は極小です。
ウェグマンズも頻繁に登場するチェーンなのでご記憶にも新しいと思います。
その理由はコンセプトが違うのでお客層があまりバッティングしないという事になります。
3位のクローガーは全米最大のスーパーマーケットチェーンですが、オハイオ州というアメリカ内陸部にあり展開も中西部が中心なので、名前はよく出ますが実際の店舗はご覧になっていない方が多い事と思います。
首都ワシントンの郊外にはパブリックス、ウェグマンズと共にクローガーも出店しており3チェーンを同時に比較して視察する事が可能です。
日本にも進出しているコストコの名前が上がっているのがスーパーセンター業態とホールセールクラブです。
ホールセールクラブは倉庫型店舗と訳されると思いますが、アメリカでは週に一度か2週に一度のまとめ買いなどが生活習慣であり、買い物の量は日本の皆さんの想像を絶する買い方をします。
そういう業態の中ではコストコが1位、2位はウォルマート系のクラブ店サムズ・クラブです。
ウォルマート本体はGMSのスーパーセンターが主なチェーン展開ですが、同社の業績は良いのですが買い物のし易さや一部店舗での治安問題がある事で上位に入りませんでした。
3位は中西部地区のシカゴやデトロイト周辺で展開するスーパーセンターのマーヤー(
Meijerと書く)が入っています。
これら3店も下城NYニュースのどこかに記事や店名が載っています。
4位にはウォルマートと競合するGMSのターゲットが上がっています。
アメリカのまとめ買いを参考にご覧に入れます。
友人宅の買い物ですが、子供が3人居る5人家族で2週に一度買い物です。
この時はウォルマートで$1200だったそうです、物価高騰の今ならきっと$1500を超える事と想像します。
こんな買い物をなさらなくて良いですが、アメリカの小売業事情を是非実際に目の当たりに体験してみてください。
下城NYニュースでは、夏から秋までの視察に最高の期間を利用した日程で小売業視察を
「特別の割引費用で」ご用意致します。
7月後半には、ウェグマンズの最新店がニューヨークの郊外であるコネチカット州で初めての店舗を開店しました、ニューヨークへの通勤圏の高級住宅地です。
「ニューヨーク〜ワシントンの最新小売業視察」、陸路で結んで通常見られない都市間の小売業事情とアメリカの生活事情を含めた最前線特別ルートを用意しています。
実は今、ワシントンの食品店・スーパーマーケット事情はホットです。
自他共に認めている全米最高のスーパーの一つパブリックスは、フロリダ州発祥で見られる機会は少ないですが1店舗だけワシントンの商圏にあり、これを視察に組み込む事が出来ます。
日本から直行便でワシントン着、ワシントンとバージニア州を視察した後は陸路移動をしながら視察を続けて、ニューヨークを視察して終了です。
通常の視察では見られない店舗として:
全米のスーパーで最高と評される幾つかの見どころを用意し、
*ウェグマンズはフルサイズ店とコロナ後に展開している街中の中型店、
*フロリダ発のパブリックス
*ザ・フレッシュマーケットは2年連続で アメリカのベストマーケットに選ばれたカロライナ発のグルメストアチェーン、
*アマゾン・フレッシュ、
*全米最大のスーパーマーケットチェーンであるクローガー、
*コロナとインフレに起因して大いに業績と店舗数を伸ばしているドイツ発のボックスストアのアルディとリドル、それに競合するグロサリー・アウトレット
*勿論、大人気のスチュー・レオナード、トレーダージョーズもホールフーズも、本場で本物のコストコではアメリカ式の買い物を目の当たりに出来ます。
最低催行人数はお二人からで、ルートと行程によって今回は特別価格を用意致しました。
3泊4日の日程で4人様でご参加の場合は1名様$1500、から
パブリックスとクローガーも回るルートは5泊6日の日程で組み込めます。
この非常に有用な体験と情報には、「関税も税金も一切掛かりません」。
視察中の交通費と視察中の夕食一回も含まれ、日米間の交通費、宿泊費他の経費は別です。
又、エージェントさん、参加者をご紹介頂いた方には特別なお礼を用意致します。
詳細はお問い合わせ下さい。
shimojony@gmail.com (直通メイル)
cs@shimojony.com
まで、よろしくお願いいたします。
ニューヨークの郊外ではまさしくコロナ後を見据えた業態であるアルディ、リドル、グロサリー・アウトレット等その店舗を一気に視察する事ができます。
下城NYニュースがアレンジする視察や研修は、全て下城自身が時間をかけてルートを選び資料を作ってクリエイトし、実際のアテンドまで責任を持って行います。
ニューヨークの食品小売業に関して、これ以上の最新情報はありません。
滞在期間や日程、宿泊などのアレンジはご相談に応じます。
詳細は下城までお問い合わせ下さい。
By Charlie Chikao Shimojo @NPPA
チャーリー下城NYC■ 8/10/’25
https://ny-news.amebaownd.com/
#下城ニューヨーク
#パブリックス
#コンビニ
#ジャングルジム
#デチッコ&サンズ
#アメリカンドリーム
#米騒動
#カルローズ
#イータリー
#Publix
#FoodMarket
#Target
#Walmart
#AmazonFresh
#ShimojoNY
#Wegmansmanhattan
#Wegmans
#Wholefoods
#Dailyshop
二ューヨークでは毎日の様に新しい動きがあったり情報が入ったりします、ニューヨークの小売業と外食産業の動くを頻繁にアップ致します。
これからもニューヨークの最新の状況と情報をこのブログにて発信しますので、是非このサイトを「+フォロー」等登録なさって下さい。
0コメント